【セリエA18節】 フロジノーネ対ミラン 【マッチレポート】

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カカニスタ22
前後半まとめて解説します。


スタメン

フロジノーネミラン1

可変システムとその効果

 上記のようにミランの基本システムは4-3-3だったわけですが、崩し・フィニッシュの局面においては左ウィングのクトローネが中に絞って4-4-2(厳密にいえばチャルハノールとカスティジェホも内に絞った4-2-2-2)のようになる形が多かったですね。
 
 始めから4-4-2でポジショニングする場合と異なり、クトローネが外から中へと動くことで流動性が生まれ相手DFがマークに付くのが難しくなるという利点があったと思います(その利点を活かせたかは微妙なところですが…)

 また、守備においてクトローネは3人の前線の中の1人としてファーストプレスに参加。
2トップで守る場合のミランはプレスの連動性が低いため簡単に躱されることが多く、ほとんど機能していない試合も多々見られるのですが、3トップの場合は単純にファーストプレスの人数が1人多いため相対的には守れている印象です。

 この試合でも相手の3CBに対して3トップをあてることで、ある程度相手のビルドアップを阻害してロングボールを蹴らせていた場面も見られましたね。


フロジノーネミラン2


 この試合におけるミランの選手の平均ポジションを図示した画像がこちらです(左攻め。Whoscoredより引用)。

これを見ると、右ウィングのカスティジェホ(7)に比べてクトローネ(63)の位置がかなり中央寄りであったことがはっきりわかりますね。



フロジノーネの積極性とその代償

 対するフロジノーネは僕の想定以上にパスを繋いでアグレッシブに攻めてきた印象です。
 中盤のマイエッロやクリセティグをしっかり経由しつつ、サイドに展開してクロスを上げたり相手CB―SB間にロングボールを蹴り込んだりと、場当たり的ではなくある程度狙いを感じる攻めを見せていました。

 また、守備においてもボローニャ対ミラン戦のボローニャほどガッツリ引いて守るわけではなく、中盤でボールを奪おうとする意図が感じられました(VAR判定により幻のゴールとなったあのカウンター攻撃のシーンも、中盤でボールを奪ったところから始まりましたね)。

 しかしその裏返しとして、DFラインと中盤の間に結構なスペースが生じることが多々ありましたし、ミラン側はそのスペースをチャルハノール、カスティジェホ、イグアインなどが利用してチャンスを作るシーンも見られましたね。



一進一退の攻防

 試合展開についてですが、ミランがのろのろとポゼッションし、フロジノーネがカウンターを中心にチャンスを作るというのが前後半においておおむね見られた形です。

 ミランは主に個人技でチャンスを作り出すシーンが多々あったものの決めきれず、一方のフロジノーネも先述の攻めや鋭いカウンターでゴールを狙いますが決めきれませんでした。

 終盤になりオープンな展開となったことでチャンスの質も高まり両チームが決定機を迎えましたが、ミランはイグアインが盛大に外し、一方フロジノーネの渾身のカウンターからの決定機はドンナルンマの素晴らしいセーブで防がれ万事休す。








 試合はスコアレスドローに終わりました。



まとめ

 この試合でミランはリーグ戦4試合連続ノーゴールとなったわけですが、どうやらこれは34年ぶりの出来事だそうです。

 あといくつ改善の乏しいこういった試合が続くのか…億劫になりますね。

 
 報道では、次節のSPAL戦での勝利がガットゥーゾ監督続投のための絶対条件とのこと。さらに、勝利した場合でも内容によっては解任の可能性があるそうです。

 ミランにこれ以上勝ち点3を逃す余裕などありませんから、次のSPAL戦は必勝でしょう。
 ですがこれ以上ガットゥーゾ・ミランが続くというのも好ましくない…。

 SPAL相手に辛勝するもガットゥーゾ監督は辞任(解任)というのが現状のチームにとってベストなシナリオという気が個人的にはします。

 何だかんだここまでチームを指揮してくれたガットゥーゾ監督に負けて解任という結末は悲しいですしね。


 いずれにせよSPAL戦こそは勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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