【フィオレンティーナ戦】 ガットゥーゾ「危機的状況にある」



 ミラン対フィオレンティーナの1戦は0-1でフィオレンティーナの勝利に終わりました。

 そして試合後、ガットゥーゾ監督は以下のように答えました。

「難しい時期だ。今日の我々は怪我人の多さで既に緊急事態にあったが、この敗戦でさらに悪化した。鋭さが足りなかったが、同時に不運でもあった。受け入れがたい敗戦だ。」

「ミランは危機的状況にある。ここ数週間の我々は敵チームを困難に陥れることができていない。この試合では出来得る限りのことをして勝利を狙ったが、相手のプレッシャーに対し形を失ってしまった。」

「もしマウリが足を痙っていなければ彼を代えることはしなかっただろう。そしてアンカーがピッチ上に残っていれば、失点をすることはなかったかもしれないね。」



ソース;Sky Sport




 敗戦はある程度覚悟していましたし、起用できる選手に限りがあったこともわかっていますが、色々と疑問の残る采配があったのも事実です。

 その最たる例が試合途中での4-4-2システムへの変更です。スコアレス、それも67分という比較的早い段階で2ボランチにチャルハノールとカラブリアを起用するという攻撃的もとい無謀な選択をし、案の定押し込まれた挙句にカラブリアが躱されてバイタルエリアからミドルシュートを突き刺されるというコントのような失点を喫しました。

 ただし試合後のコメントを見るに、マウリは足をつっていたらしいので采配についての疑問はある程度氷解しましたけどね(それでもムサッキオを投入するなどして攻守のバランスをもう少し重視すべきだったと思いますが)。

 選手交代などの采配に関しての意見は結果論になってしまうことも多いわけですし、確かにガットゥーゾ監督の点を取りたいという意図は良く伝わりました。
 ですがリスク(≒失点)の大きさは明白だったわけで、それを踏まえるとはっきり言って得策ではなかったというのが個人的な考えです。



 3試合連続無得点というのは大きな問題ですし、果たして今の拙攻で引いて守ってくるであろう次のフロジノーネ・SPAL戦で得点を奪えるのかとてつもなく不安です。

 ガットゥーゾ監督の進退が懸かっているとも報じられた次の2戦は、もはや内容よりも結果が最大にして唯一の見どころになるかもしれません…。



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