【EL第5節】 ミラン対デュドランジュ 【マッチレポート】
スタメン


前半
〇ミランのゲーム支配
前半中盤まではホームのミランが主導権を握ります。
普段のミランはビルドアップの段階で相手のハイプレスに苦しめられ、主導権を握られる試合が多いのですが、この試合の相手であるデュドランジュは前からプレスをあまりかけてこないため上記のような展開になりました。
組み立て~崩しの局面においてはイグアインやチャルハノールが積極的に中盤に下がってきてパスを引き出し、彼らを起点にボールを前進させていきます。
その後のファイナルサードではイグアイン、クトローネ、チャルハノールの3人を中心に、短いパス交換を行って中央突破を図るというのが主な攻撃パターンでした。

実際のところ、序盤からバイタルエリアでイグアインやチャルハノールが積極的に鋭いシュートを放って相手ゴールを襲いましたね(上図はその一例です)。
そのようにしてミランが一方的に攻めていると21分、カラブリアのクロスから最後はクトローネが決めてミランが先制しました。
そして守備においても、ミランは素早いトランジションと鋭い出足によりデュドランジュを自由にさせませんでした。
この試合が今季の初出場となったシミッチがアグレッシブにボールを奪いに行っていたのが印象的でしたね。
というわけで、ここまでのミランはほぼ完璧だったと思います。
〇デュドランジュの反撃
しかし30分頃からデュドランジュが攻勢を強め始めました。
その理由は複数考えられます。ミランが先制点を取ったことで気が緩み、パスミスからリズムを崩し始めたことや、デュドランジュが落ち着きを取り戻し始め、ボールホルダーに厳しくチェックに行くようになったことなどでしょう。
デュドランジュはピッチを広く使いながら1タッチ2タッチでボールを素早く回すことでミランのプレッシングを避け、2ライン間に位置する2トップの一角にパスが入ったところで攻撃スピードを加速させていた印象です。
そして39分、CKのこぼれ球を拾ったシュトルツが見事なミドルシュートでゴールに突き刺し、デュドランジュが同点に追いつきました。
こうして前半は1-1で終了。
後半
〇休めぬエース
後半開始早々の49分、トゥルペルがゴールを決めて何とデュドランジュが逆転に成功します。
これにより52分、すかさずミランは温存していたスソを投入し点を奪いに行きましたが、この効果は抜群でした。
スソの投入により、普段のように右サイドから崩しにかかる形が増えたミラン。
1つの攻めの形として、左サイドで攻撃を組み立ててからサイドチェンジし、右サイドのスソがドリブルによる仕掛けないしクロスを放り込む準備が整ったところで、3~4人がエリア付近で動き出してゴールを狙うというのがありましたね。
〇怒涛のゴールラッシュ
スソが入って勢いを取り戻したミランがゴールを量産します。
まずは66分、チャルハノールのクロスが相手のOGを誘発して同点に追いつくと、70分にはチャルハノールの地を這うロングシュートが決まりミランが逆転に成功します。
そして76分にはFKから再び相手がOGしてしまい4点目。リードを2点に広げます。
最後に80分、交代で入ったばかりのボリーニ(何と交代からわずか47秒!)がダメ押しとなる5点目を決め、勝負を決定づけました。
その後はしっかり守備を固めて守り切り、ミランが5-2で勝利しました。
まとめ
いやー…逆転されたときはどうなることかと思いましたが、しっかりと勝利を収めてくれてよかったです。この勝利でGL突破に大きく近づきました
ちなみに、同グループのベティスとオリンピアコスの試合ではベティスが勝利を収め、一足先にGL突破を決めました。
というわけで最終節は、オリンピアコスとGL突破をかけた一戦となります。
ミランのGL突破の条件を見ていきますと、勝利もしくは引き分けの場合はミランの突破です。ミランの暫定勝ち点が10であるのに対し、オリンピアコスは7ですからね。
そして敗北した場合は勝ち点が並ぶので少しややこしい話になります。
まずスコアが0-2、1-3の場合はそれぞれアウェーゴール、総得失点差の数でオリンピアコスを下回るため敗退となります。また、3点差以上での敗戦も同様です。
逆にいうと、それ以外のスコア(0-1、2-4など)であれば、仮に敗北してもミランがGL突破となります。
こうして見るとミランにとってかなり有利な条件ではありますが、当然のことながら油断はできません。
勝つつもりで試合に臨み、そして勝利を以てGL突破を決めて欲しいと思います。
Forza Milan!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
〇ミランのゲーム支配
前半中盤まではホームのミランが主導権を握ります。
普段のミランはビルドアップの段階で相手のハイプレスに苦しめられ、主導権を握られる試合が多いのですが、この試合の相手であるデュドランジュは前からプレスをあまりかけてこないため上記のような展開になりました。
組み立て~崩しの局面においてはイグアインやチャルハノールが積極的に中盤に下がってきてパスを引き出し、彼らを起点にボールを前進させていきます。
その後のファイナルサードではイグアイン、クトローネ、チャルハノールの3人を中心に、短いパス交換を行って中央突破を図るというのが主な攻撃パターンでした。

実際のところ、序盤からバイタルエリアでイグアインやチャルハノールが積極的に鋭いシュートを放って相手ゴールを襲いましたね(上図はその一例です)。
そのようにしてミランが一方的に攻めていると21分、カラブリアのクロスから最後はクトローネが決めてミランが先制しました。
WATCH: Cutrone gives #ACMilan the lead! pic.twitter.com/9zWsfbBBU2
— SempreMilan (@SempreMilanCom) 2018年11月29日
そして守備においても、ミランは素早いトランジションと鋭い出足によりデュドランジュを自由にさせませんでした。
この試合が今季の初出場となったシミッチがアグレッシブにボールを奪いに行っていたのが印象的でしたね。
というわけで、ここまでのミランはほぼ完璧だったと思います。
〇デュドランジュの反撃
しかし30分頃からデュドランジュが攻勢を強め始めました。
その理由は複数考えられます。ミランが先制点を取ったことで気が緩み、パスミスからリズムを崩し始めたことや、デュドランジュが落ち着きを取り戻し始め、ボールホルダーに厳しくチェックに行くようになったことなどでしょう。
デュドランジュはピッチを広く使いながら1タッチ2タッチでボールを素早く回すことでミランのプレッシングを避け、2ライン間に位置する2トップの一角にパスが入ったところで攻撃スピードを加速させていた印象です。
そして39分、CKのこぼれ球を拾ったシュトルツが見事なミドルシュートでゴールに突き刺し、デュドランジュが同点に追いつきました。
こうして前半は1-1で終了。
後半
〇休めぬエース
後半開始早々の49分、トゥルペルがゴールを決めて何とデュドランジュが逆転に成功します。
これにより52分、すかさずミランは温存していたスソを投入し点を奪いに行きましたが、この効果は抜群でした。
スソの投入により、普段のように右サイドから崩しにかかる形が増えたミラン。
1つの攻めの形として、左サイドで攻撃を組み立ててからサイドチェンジし、右サイドのスソがドリブルによる仕掛けないしクロスを放り込む準備が整ったところで、3~4人がエリア付近で動き出してゴールを狙うというのがありましたね。
〇怒涛のゴールラッシュ
スソが入って勢いを取り戻したミランがゴールを量産します。
まずは66分、チャルハノールのクロスが相手のOGを誘発して同点に追いつくと、70分にはチャルハノールの地を這うロングシュートが決まりミランが逆転に成功します。
WATCH: Cutrone seemingly claimed it, but that is either Hakan or an own-goal. pic.twitter.com/o17qmpKrYR
— SempreMilan (@SempreMilanCom) 2018年11月29日
WATCH: Hakan with a great strike to make it 3-2! pic.twitter.com/lCz9hmWoHe
— SempreMilan (@SempreMilanCom) 2018年11月29日
そして76分にはFKから再び相手がOGしてしまい4点目。リードを2点に広げます。
WATCH: Good free-kick by Hakan, an own-goal in the end. pic.twitter.com/TD5JosyPCI
— SempreMilan (@SempreMilanCom) 2018年11月29日
最後に80分、交代で入ったばかりのボリーニ(何と交代からわずか47秒!)がダメ押しとなる5点目を決め、勝負を決定づけました。
WATCH: Borini makes it five, just seconds after coming on! pic.twitter.com/mtGY2Y7kvp
— SempreMilan (@SempreMilanCom) 2018年11月29日
その後はしっかり守備を固めて守り切り、ミランが5-2で勝利しました。
まとめ
いやー…逆転されたときはどうなることかと思いましたが、しっかりと勝利を収めてくれてよかったです。この勝利でGL突破に大きく近づきました
ちなみに、同グループのベティスとオリンピアコスの試合ではベティスが勝利を収め、一足先にGL突破を決めました。
というわけで最終節は、オリンピアコスとGL突破をかけた一戦となります。
ミランのGL突破の条件を見ていきますと、勝利もしくは引き分けの場合はミランの突破です。ミランの暫定勝ち点が10であるのに対し、オリンピアコスは7ですからね。
そして敗北した場合は勝ち点が並ぶので少しややこしい話になります。
まずスコアが0-2、1-3の場合はそれぞれアウェーゴール、総得失点差の数でオリンピアコスを下回るため敗退となります。また、3点差以上での敗戦も同様です。
逆にいうと、それ以外のスコア(0-1、2-4など)であれば、仮に敗北してもミランがGL突破となります。
こうして見るとミランにとってかなり有利な条件ではありますが、当然のことながら油断はできません。
勝つつもりで試合に臨み、そして勝利を以てGL突破を決めて欲しいと思います。
Forza Milan!
最後まで読んでいただきありがとうございました。