スタッツから読み解く、バカヨコの好調ぶり



 今季チェルシーからミランに加入したものの、当初はその低パフォーマンスにより大きな批判に晒されていたバカヨコ。

 しかし徐々にチームにフィットし、最近ではチームのMFの中でも最も良いパフォーマンスを発揮しているといっても過言ではありません。

 その好調ぶりはデータを参照するとよくわかります。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が明かした直近3試合のバカヨコのスタッツによりますと…

タックル;7回
ドリブル成功;6回
デュエル勝利;26回(内8回;空中戦)
ボール奪取;24回



という素晴らしいパフォーマンスを披露しています。

 中でも個人的に注目したいのがドリブル成功と空中戦勝利数です。
 フィジカルを活かして相手のプレスをいなし、前に運ぶ彼のドリブルはチーム全体を押し上げる1つの武器になっています。

 一方その空中戦の強さは守備のみに活かされるだけでなく、自陣後方からロングボールを蹴る際に、彼はターゲットマンとして不可欠な役割を担っています。

 ミランの弱点の一つに「後方からショートパスを繋いでビルドアップしていく際に、相手に前から猛烈なプレスをかけられた場合」がありますが、バカヨコという「逃げ道」があることでその弱点も以前よりは隠れつつありますね。



 『Sky』によれば、バカヨコを完全買取するかどうかはまだわからないとのことです。
 確かに50億円ともいわれる彼の買取金額を考えると、ここ数試合のパフォーマンスだけで決断するのは早計だと思います。

 これからもハイパフォーマンスを披露してもらい、ミラニスタから満場一致で買取を望まれるような選手になってもらいたいですね。



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