【セリエA 第29節 レビュー】 キエーボ戦
今回は、セリエA第29節キエーボ戦の解説をしていきたいと思います、はぁ・・・。
■両チーム スタメン

当初は4-3-3で臨む予定だったミランですが、アップ中にクツカが負傷するアクシデントが発生。急遽4-4-2に変更。
キエーボはパロスキがいませんね。負傷でしょうか。
■両チーム スタメン

当初は4-3-3で臨む予定だったミランですが、アップ中にクツカが負傷するアクシデントが発生。急遽4-4-2に変更。
キエーボはパロスキがいませんね。負傷でしょうか。
■試合展開
<前半>
○0~15分
開始早々からシュートを放つなど、キエーボがアグレッシブなサッカーを展開。高い位置でボールを奪い、少ない手数で素早くフィニッシュに持ち込む。
対するミランはカウンターからチャンスを作る。2分にはボナベンがシュート。12分にはメネズが惜しいチャンスを作る。
○15~30分
19分 交代 ドンナルンマ→アッビアーティ 負傷した模様・・・。脳震盪?
21分にはキエーボに中央から崩されシュートに持ち込まれるが、投入早々アッビのファインセーブ。
ミランは前節同様全くビルドアップできない。一度ロングパスからいい形で前線に入るがチャンスには至らず。
メネズが早くもスタミナ切れか。
○30~45分
31分 右サイドでプレスを躱し前線にいい形でボールが入るが、バッカがボールロスト。そこからカウンターのピンチを迎えるがアッビのセーブに助けられる。
34分にもチャンスを迎えるがバッカがボールロスト。
43分にはFKから本田が鋭いシュートを放つが枠外。
前半終了
<後半>
○45~60分
少し息を吹き返すミラン。51分、ボナベン、メネズのコンビネーションで左サイドを崩し、最後にボナベンがシュートを打つが枠外。
その後もバッカのカットアウト(中央からサイドへの動き)からサイドで起点を作り、チャンスを演出。55、57、58分と立て続けに惜しい場面を作るがゴールには至らなかった。
カウンターからピンチを迎える場面もあったが、安定のアッビが立ちふさがる。
○60~75分
61分 交代 メネズ→アドリアーノ おそらく予定されていた交代。
62分 交代 フローレス→ペリシエ
その後もミランが優勢に試合を進める。
67分 カッチャトーレのシュートは枠外。
71分には本田→アバーテ→ポーリと繋ぎ右サイドを突破するがチャンスならず。
73分 交代 ビルサ→ペペ
74分 カウンターから最後はアバーテがシュートを打つがクロスバーに阻まれる。そのこぼれ球にベルトラッチがボレーで合わせるもポストに阻まれる・・・。決めてよ・・・。
○75~90分
両チーム決定機を作れず、試合が荒れてくる。ボナ落ち着いて。
85分 交代 ポーリ→マウリ
87分 交代 メッジョリーニ→エムポク
90分 CKからカッチャトーレの強烈なヘディングシュートが決まりキエーボの劇的ゴール。・・・かと思いきやオフサイドの判定。危ないー。
ロスタイムにもスコアは動かず、試合終了。
キエーボ0-0ミラン
■解説
①キエーボの守備戦術
サッスオーロ戦同様、前半のミランはまたもビルドアップに大苦戦しました。
キエーボの守備戦術もサッスオーロと同様、サイドにボールを誘導してそこでボールを奪い取るというもの(キエーボの方がラインを低めに設定していましたが)。

(※直線はボールの動き、点線は選手の動き、白丸はボールをそれぞれ表しています)
上図がその一例です。キエーボはこの様にサイドでボールを奪い、そこから少ない手数でフィニッシュに持ち込んでいましたね。
②ミランのサイド突破
後半になるとミランはサイドを起点に反撃を開始します。
まず後半序盤はメネズが左サイドに寄り、ボナベンとのコンビでサイドを崩しました。これはメネズの疲労及び交代ですぐに終わったわけですが、その後は主にバッカがサイドバックの裏のスペースをカットアウトで突くことで起点を作り、チャンスへと結びつけていましたね。

右サイドでは本田のキープから、疲れ知らずのポーリやアバーテが絡んでいくことでチャンスを演出。
ポーリは非常に献身的に動いていたわけですが、もう少し攻め上がりのタイミング諸々の質を上げてほしいですね。
キエーボのプレスが前半より緩くなったことも一因でしょうが、このようにしてミランは主導権を握り返していきました。
後はフィニッシュの部分ですが・・・。ボナベンが無駄にボールをコネたりバッカがボールロストしたりでチャンスを不意にし、ベルトラッチが決定機を外してしまったこともあり無得点に終わりましたね・・・。
■感想
➊ドンナルンマ・クツカ負傷
勝てなかったことももちろん非常に残念だったのですが、ドンナルンマとクツカの負傷が何より残念です・・・。
どちらもチームにとって非常に重要な選手ですから、軽傷であることを祈ります。
❷2戦勝ち無し
クツカ負傷により当初予定していたシステムを変更せざるを得なかったこと、ドンナルンマ負傷により交代枠を1つ失ったこと、さらに指揮官不在だったことを考えると、この試合の引き分けは・・・まぁ及第点でしょうかね。
ただこの流れは非常に良くないですよね。勝利できず、主力も失ったわけですからね・・・。
❸アドリアーノ復帰
これは非常に嬉しいですね。トレードマークのアフロが綺麗に無くなってスキンヘッドになっていましたが(笑)
2か月ぶりの公式戦ということを考慮すればそこまで悪くはなかったかなと。ここからコンディションを上げていってほしいですね!
❹アッビ神
突然の途中投入という難しい状況でしたが、投入直後のシュートセーブを皮切りに、数度のファインセーブで無失点に貢献してくれたアッビアーティ。
さすがに身体能力の衰えは隠せませんが、あのポジショニングは相も変わらず素晴らしいですよね。
ドンナルンマという最高の逸材に、是非ともその業を教え込んでほしいと思います。
さて。次節の相手は8位ラツィオ。難敵ではありますが、EL権を争うライバルであり絶対に負けられません。
何としても勝利を収め、良い流れを取り戻してほしいと思います!
Forza Milan!!
<前半>
○0~15分
開始早々からシュートを放つなど、キエーボがアグレッシブなサッカーを展開。高い位置でボールを奪い、少ない手数で素早くフィニッシュに持ち込む。
対するミランはカウンターからチャンスを作る。2分にはボナベンがシュート。12分にはメネズが惜しいチャンスを作る。
○15~30分
19分 交代 ドンナルンマ→アッビアーティ 負傷した模様・・・。脳震盪?
21分にはキエーボに中央から崩されシュートに持ち込まれるが、投入早々アッビのファインセーブ。
ミランは前節同様全くビルドアップできない。一度ロングパスからいい形で前線に入るがチャンスには至らず。
メネズが早くもスタミナ切れか。
○30~45分
31分 右サイドでプレスを躱し前線にいい形でボールが入るが、バッカがボールロスト。そこからカウンターのピンチを迎えるがアッビのセーブに助けられる。
34分にもチャンスを迎えるがバッカがボールロスト。
43分にはFKから本田が鋭いシュートを放つが枠外。
前半終了
<後半>
○45~60分
少し息を吹き返すミラン。51分、ボナベン、メネズのコンビネーションで左サイドを崩し、最後にボナベンがシュートを打つが枠外。
その後もバッカのカットアウト(中央からサイドへの動き)からサイドで起点を作り、チャンスを演出。55、57、58分と立て続けに惜しい場面を作るがゴールには至らなかった。
カウンターからピンチを迎える場面もあったが、安定のアッビが立ちふさがる。
○60~75分
61分 交代 メネズ→アドリアーノ おそらく予定されていた交代。
62分 交代 フローレス→ペリシエ
その後もミランが優勢に試合を進める。
67分 カッチャトーレのシュートは枠外。
71分には本田→アバーテ→ポーリと繋ぎ右サイドを突破するがチャンスならず。
73分 交代 ビルサ→ペペ
74分 カウンターから最後はアバーテがシュートを打つがクロスバーに阻まれる。そのこぼれ球にベルトラッチがボレーで合わせるもポストに阻まれる・・・。決めてよ・・・。
○75~90分
両チーム決定機を作れず、試合が荒れてくる。ボナ落ち着いて。
85分 交代 ポーリ→マウリ
87分 交代 メッジョリーニ→エムポク
90分 CKからカッチャトーレの強烈なヘディングシュートが決まりキエーボの劇的ゴール。・・・かと思いきやオフサイドの判定。危ないー。
ロスタイムにもスコアは動かず、試合終了。
キエーボ0-0ミラン
■解説
①キエーボの守備戦術
サッスオーロ戦同様、前半のミランはまたもビルドアップに大苦戦しました。
キエーボの守備戦術もサッスオーロと同様、サイドにボールを誘導してそこでボールを奪い取るというもの(キエーボの方がラインを低めに設定していましたが)。

(※直線はボールの動き、点線は選手の動き、白丸はボールをそれぞれ表しています)
上図がその一例です。キエーボはこの様にサイドでボールを奪い、そこから少ない手数でフィニッシュに持ち込んでいましたね。
②ミランのサイド突破
後半になるとミランはサイドを起点に反撃を開始します。
まず後半序盤はメネズが左サイドに寄り、ボナベンとのコンビでサイドを崩しました。これはメネズの疲労及び交代ですぐに終わったわけですが、その後は主にバッカがサイドバックの裏のスペースをカットアウトで突くことで起点を作り、チャンスへと結びつけていましたね。

右サイドでは本田のキープから、疲れ知らずのポーリやアバーテが絡んでいくことでチャンスを演出。
ポーリは非常に献身的に動いていたわけですが、もう少し攻め上がりのタイミング諸々の質を上げてほしいですね。
キエーボのプレスが前半より緩くなったことも一因でしょうが、このようにしてミランは主導権を握り返していきました。
後はフィニッシュの部分ですが・・・。ボナベンが無駄にボールをコネたりバッカがボールロストしたりでチャンスを不意にし、ベルトラッチが決定機を外してしまったこともあり無得点に終わりましたね・・・。
■感想
➊ドンナルンマ・クツカ負傷
勝てなかったことももちろん非常に残念だったのですが、ドンナルンマとクツカの負傷が何より残念です・・・。
どちらもチームにとって非常に重要な選手ですから、軽傷であることを祈ります。
❷2戦勝ち無し
クツカ負傷により当初予定していたシステムを変更せざるを得なかったこと、ドンナルンマ負傷により交代枠を1つ失ったこと、さらに指揮官不在だったことを考えると、この試合の引き分けは・・・まぁ及第点でしょうかね。
ただこの流れは非常に良くないですよね。勝利できず、主力も失ったわけですからね・・・。
❸アドリアーノ復帰
これは非常に嬉しいですね。トレードマークのアフロが綺麗に無くなってスキンヘッドになっていましたが(笑)
2か月ぶりの公式戦ということを考慮すればそこまで悪くはなかったかなと。ここからコンディションを上げていってほしいですね!
❹アッビ神
突然の途中投入という難しい状況でしたが、投入直後のシュートセーブを皮切りに、数度のファインセーブで無失点に貢献してくれたアッビアーティ。
さすがに身体能力の衰えは隠せませんが、あのポジショニングは相も変わらず素晴らしいですよね。
ドンナルンマという最高の逸材に、是非ともその業を教え込んでほしいと思います。
さて。次節の相手は8位ラツィオ。難敵ではありますが、EL権を争うライバルであり絶対に負けられません。
何としても勝利を収め、良い流れを取り戻してほしいと思います!
Forza Milan!!