ミハイロビッチが退任を決意? ~ミランは「愚行」を繰り返すのか~

『日本代表FW本田圭佑が所属するミランのシニシャ・ミハイロヴィッチ監督が、今シーズン限りで退任する決意を固めた。7日、イタリアメディア『Sky』が報じている。

 同メディアによると、これまでのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長の現場介入に、ミハイロヴィッチ監督が嫌気を感じたことで今シーズン終了後に指揮官を辞任すると報じられている。現段階では、クラブやミハイロヴィッチ監督から確認は取れていない。

 ベルルスコーニ名誉会長は、0-2と敗戦したセリエA第28節サッスオーロ戦の前には「私は(ジャコモ・)ボナヴェントゥーラをレジスタ(司令塔)の位置で起用することを考えている。彼は素晴らしいパサーだからね」と言明。現場介入を思わせる発言をしていた。

 同名誉会長は、これまでも度重なり、チームの戦い方に苦言を呈するなど現場介入を行ってきた。とりわけ、自らが嗜好する「4-3-1-2」のシステムを指揮官に強要し、これまでにも数々の監督と対立している。』

(※鉤括弧内はYahoo!ニュース様の記事から引用させていただきました)


前半戦こそチームの適切なバランスを見出せずに苦戦したものの、チームに欠けていた守備意識と規律を植え付け後半戦に立て直し、現在セリエA6位、コッパ・イタリア決勝進出とまずまずの成績を収めているミハイロビッチ監督。

ドンナルンマの抜擢や、ニアンとロマニョーリを重用して大きく成長させるなど若手育成においても確かな手腕を発揮。


そんなミハですが、ベルルスコーニ会長の度重なる現場介入に嫌気がさして退任を決意したとの報道が現地で出ました。

おそらくシーズン中に進退を明言することはないでしょうが、ミハと会長の関係悪化はもはや明白。退任の可能性は高いでしょう。



・・・いい加減にしてほしいですね。ミランはまたしても「愚行」を繰り返すのか、と。


戦力や資金力、成績という面において「今の」ミランは強豪ではない。ファンとしては非常に悔しいですが、これは認めざるを得ない事実です。


そんなミランがかつてのように強豪として欧州に名を馳せるには長期的なプラン、すなわち「忍耐」が必要不可欠でしょう。


お金があまり使えず超一流選手を獲得できないのであれば、若手の育成に力を注ぎ、超一流選手を自前で多く育てられるようにする。

戦力がかつてより落ちたのであれば、戦術や規律といった部分でカバーする。

こういったことを長いスパンで忍耐強く続けなければ、かつての栄光を取り戻すことなどできません。



ミハが退任することになれば、ミランは3年連続でシーズン終了後に監督を交代することになります。

1年かけ作り上げてきたチームをまた1から作り直す。そんなことを何度も繰り返して果たしてチームは強くなりますか?


チームに規律をもたらし、若手の育成に確かな手腕を発揮しているミハは、ベストとはいいませんがベター。間違いなく今のミランが必要としているタイプの監督です。

ミラン首脳陣(主に会長)は、過度の現場介入をしないこと並びに全面的なバックアップを約束してミハに考え直すよう説得するべきです。


マルディーニやネスタといったOB達、そして本田が何度も言っているように彼らには「忍耐」を持ってほしい。それがミラン復権のための確実な方法なのですから。




最後まで読んでいただきありがとうございました。


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