ニアン離脱によるチームへの影響 ~バロテッリとの大きな違い~

交通事故により左足首を負傷したニアンですが、どうやら手術に踏み切るそうです。

これにより2か月ほどの離脱が濃厚。今季復帰はほぼ絶望的なものとなりました(コッパ決勝には間に合うかもしれませんが)。


先日、彼を欠いて迎えたサッスオーロ戦では0-2の完敗。敗因は多々ありますが、彼の不在が一因であることは間違いないでしょう。


今回は、ニアンが試合でこなしていたタスクを考察し、彼がいかにしてミランに貢献していたのかを明らかにしていきましょう。


ファーストディフェンス

ミランが「負けない」チームに変貌した大きな要因の一つが、チーム全体が守備意識を強く持って献身的な守備をするようになったことです。前線から連動した守備でボールを奪い、そこからのショートカウンターで多くのチャンスを作りました。

ミランの2トップの守備における主なタスクは、ファーストディフェンダーとしてDFラインにプレスをかけたりパスコースを切るなどして、相手ボランチへパスを出させずサイドに誘導するというもの。彼はそのタスクを忠実にこなしてくれていました。



前線でのボールキープ・ロングボールのターゲット

懐の深いボールキープやテクニック、フィジカルを活かしてボールをキープし、前線での起点となったのもニアンです。

キープ後のパスの判断・正確性に難があるためそこまで効果的とはいえませんでしたが、時にはファールを奪ってチーム全体を押し上げるなど一定の貢献をしていたのは確か。


さらに、身体能力を活かしてロングボールの優秀なターゲットにもなってくれました。



カウンター時のスピードを活かした縦への突破

これは特に相手CKからのカウンターのシーンにおいて顕著に見られましたね。

トップスピードに乗った彼のドリブルは圧巻でした。




ニアンは粗削りでまだまだ多くの改善余地を残しているものの、以上のようにチームに大きく貢献していたことが分かります。彼の離脱はミランにとって大きな痛手でした。



さて、そんなニアンの代わりにサッスオーロ戦で先発出場したバロテッリですが・・・。守備は(序盤の数分を除いて)サボり、ボールキープもできず(する気がない)、サイドをふらふら漂うだけでロクに走りもしないという惨憺たる出来に終始しました。

何より、気概といいますか、試合への意気込みのようなものがまるで感じられないのが残念です。



ニアンの長期離脱が決まった以上、彼の穴は何とかして誰かに埋めてもらわなければなりません。

おそらくメネズかアドリアーノでしょうが、2人ともコンディションが悪いのでしばらくは厳しい状況が続きそうですね・・・。


こんな時に、マンチェスター・ユナイテッドのようにユース上がりの若手が大活躍!なんて展開になってくれれば最高なんですがね(笑)



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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