【セリエA】 エンポリ対ミラン 【第6節】
スタメン
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— AC Forza Milan/News (@ACForzaMilano) 2018年9月27日
前半
〇幸先の良い先制点と、それを生んだ左サイドのメカニズム
イグアインが欠場したことで得点を挙げられるかが不安視されていたミランでしたが、それに関していえば杞憂(あくまで1点ですが)に終わりました。
前半10分、こぼれ球に対しビリアが反応し、強烈なミドルシュートをゴールに突き刺しました(記録はオウンゴール?)
この試合のミランも、右サイドから組み立てて左サイドで崩すという大まかな攻めの流れはいつも通りでした。しかし普段と違ったのは、左SBにリカロドではなくラクサールが起用されていた点です。
ラクサールはリカロドに比べスピードと突破力に優れ、縦への意識が強い選手です。
そのためか、この試合では左WGのチャルハノールがいつも以上に積極的に中央にポジショニングすることで、ラクサールがオーバーラップするためのスペースを作りだしていました。
そして先制点もそのラクサールのクロスの流れから生まれましたね。
〇エンポリの攻撃と、やはり奪えない追加点
エンポリの攻撃は主に、左サイドと2トップの一角であるグミナを起点としていました。
ミランの右サイド(すなわちエンポリの左サイド)のスソが担当すべきスペースがやや空きがちになっていたため、エンポリはそこに(ロング)ボールを送り込んでミランのファーストディフェンダーを回避するパターンが1つ。
もう1つは、トップのグミナがロマニョーリとラクサールの間のスペースに流れ、そこにロングボールを送り込むというパターン。これは特に前半の序盤に顕著でしたね。ラクサールはかなり手を焼いていました。
このような攻撃を中心に、何度かPA内に侵入して惜しいチャンスを作ったエンポリでしたがミスも多く、ミランが逆にカウンターでチャンスを作り出しました。
しかし追加点を奪えない。
これはアタランタ戦でもそうでしたが、とにかくミランは先制後のチャンスをものにできません。
30分過ぎにはボナベン&ケシエがそれぞれ2連続で決定機を迎えましたが決めきれず。特にケシエには決めて欲しかった…。
そうこうしている内に前半終了。
後半
酷かったです。終わり。
……いやホントは色々と書こうと思っていたことはあるのですが、正直な話「酷い」の一言に集約できるかなと。
とは言えこれで終わるのもあれなので、とりあえず疑問点を挙げておきます。
・なぜあれほど早くに引いて守りに入ったのか(主導権を渡し過ぎ。引いて守り切れるチーム状態ではないのだから追加点を奪って試合を終わらせるべきだったかと。)
・カスティジェホ、クトローネの投入が遅いのではないか(クトローネ投入が遅くなったのはコンディションの問題もあったかもしれませんが。)
まとめ
この引き分けは本当にショックです。
対戦相手のエンポリも決して良いプレーを見せたわけではありません(キーパーは神がかっていましたが)し、今の悪いチーム状況を立て直すにはうってつけの相手だったはずです。しかも、インテル、ローマといった序盤のスタートに躓いたライバルクラブが今節しっかり勝っていますからね…。
確かにイグアインの欠場やテラッチャーノの好セーブ連発、最後の手段であったはずの「ボリーニCF」をこんなに早く使わざるを得なかったなどといった考慮すべき事情はあるでしょう。しかし、これらを踏まえても引き分けで終わってよかったなどとは微塵も思えません。
今節のドローを受け、ガットゥーゾの去就も本格的に騒がれ出すかと思われます。
僕は以前の記事でガットゥーゾの解任は反対(ただし優秀なアシスタントコーチは入れるべき)だと述べましたが、今でもその意思は(一応)変わりません。
コンテが後任ならば話は別ですが…まぁ現実的ではないですからね。
次節はアウェーでのサッスオーロ戦です。
サッスオーロは現在3位と絶好調。その試合内容も高く評価されており、今季のセリエAの台風の目となっているチームです。
正直今のミランが勝てるかと問われると…ですが、もちろん勝利を願って応援します。
Forza Milan!
〇幸先の良い先制点と、それを生んだ左サイドのメカニズム
イグアインが欠場したことで得点を挙げられるかが不安視されていたミランでしたが、それに関していえば杞憂(あくまで1点ですが)に終わりました。
前半10分、こぼれ球に対しビリアが反応し、強烈なミドルシュートをゴールに突き刺しました(記録はオウンゴール?)
10' Breakthrough! Lucas Biglia fires into the back of the net!
— AC Milan (@acmilan) 2018年9月27日
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この試合のミランも、右サイドから組み立てて左サイドで崩すという大まかな攻めの流れはいつも通りでした。しかし普段と違ったのは、左SBにリカロドではなくラクサールが起用されていた点です。
ラクサールはリカロドに比べスピードと突破力に優れ、縦への意識が強い選手です。
そのためか、この試合では左WGのチャルハノールがいつも以上に積極的に中央にポジショニングすることで、ラクサールがオーバーラップするためのスペースを作りだしていました。
そして先制点もそのラクサールのクロスの流れから生まれましたね。
〇エンポリの攻撃と、やはり奪えない追加点
エンポリの攻撃は主に、左サイドと2トップの一角であるグミナを起点としていました。
ミランの右サイド(すなわちエンポリの左サイド)のスソが担当すべきスペースがやや空きがちになっていたため、エンポリはそこに(ロング)ボールを送り込んでミランのファーストディフェンダーを回避するパターンが1つ。
もう1つは、トップのグミナがロマニョーリとラクサールの間のスペースに流れ、そこにロングボールを送り込むというパターン。これは特に前半の序盤に顕著でしたね。ラクサールはかなり手を焼いていました。
このような攻撃を中心に、何度かPA内に侵入して惜しいチャンスを作ったエンポリでしたがミスも多く、ミランが逆にカウンターでチャンスを作り出しました。
しかし追加点を奪えない。
これはアタランタ戦でもそうでしたが、とにかくミランは先制後のチャンスをものにできません。
30分過ぎにはボナベン&ケシエがそれぞれ2連続で決定機を迎えましたが決めきれず。特にケシエには決めて欲しかった…。
そうこうしている内に前半終了。
後半
酷かったです。終わり。
……いやホントは色々と書こうと思っていたことはあるのですが、正直な話「酷い」の一言に集約できるかなと。
とは言えこれで終わるのもあれなので、とりあえず疑問点を挙げておきます。
・なぜあれほど早くに引いて守りに入ったのか(主導権を渡し過ぎ。引いて守り切れるチーム状態ではないのだから追加点を奪って試合を終わらせるべきだったかと。)
・カスティジェホ、クトローネの投入が遅いのではないか(クトローネ投入が遅くなったのはコンディションの問題もあったかもしれませんが。)
FT: Empoli 1️⃣ - 1️⃣ Milan
— TheMilanBible (@TheMilanBible) 2018年9月27日
No words. pic.twitter.com/ZbN1IzCQek
まとめ
この引き分けは本当にショックです。
対戦相手のエンポリも決して良いプレーを見せたわけではありません(キーパーは神がかっていましたが)し、今の悪いチーム状況を立て直すにはうってつけの相手だったはずです。しかも、インテル、ローマといった序盤のスタートに躓いたライバルクラブが今節しっかり勝っていますからね…。
確かにイグアインの欠場やテラッチャーノの好セーブ連発、最後の手段であったはずの「ボリーニCF」をこんなに早く使わざるを得なかったなどといった考慮すべき事情はあるでしょう。しかし、これらを踏まえても引き分けで終わってよかったなどとは微塵も思えません。
今節のドローを受け、ガットゥーゾの去就も本格的に騒がれ出すかと思われます。
僕は以前の記事でガットゥーゾの解任は反対(ただし優秀なアシスタントコーチは入れるべき)だと述べましたが、今でもその意思は(一応)変わりません。
コンテが後任ならば話は別ですが…まぁ現実的ではないですからね。
次節はアウェーでのサッスオーロ戦です。
サッスオーロは現在3位と絶好調。その試合内容も高く評価されており、今季のセリエAの台風の目となっているチームです。
正直今のミランが勝てるかと問われると…ですが、もちろん勝利を願って応援します。
Forza Milan!