ミラン、今夏のメルカートで守備陣に”小さな革命”を起こす?

今夏のミランの補強ポジションについて、CFが最大のポイントになるのは間違いないでしょう。
一方、メディアで根強く補強の重要性が指摘され続けるポジションは他にも存在し、例えばCB補強は今冬に引き続くミランの課題であると伝えられています。その反面、戦力バランスの観点から現所属選手の何名かに退団の可能性が浮上しているところです。

インテルとミランの失点数の差は(第35節終了時点で)「23」もあり、このことがミランの守備陣に小さな革命を起こすべき理由となる。強力で有望な右SB、そして2人のCBを獲得するというのがミランの計画だ。
その反面、カラブリアとトモリは売りに出される可能性がある。特にカラブリアはミランとの契約が2025年に満了となる中、その延長交渉が膠着状態にある。ミランが現在と同じ年俸で契約延長を望む一方、カラブリアは大幅な昇給を望んでいるからだ。
一方、チャウに関してはその代理人がミランの強化責任者たちと会談し、同選手に対する信頼を確認した。そのため法外なオファーが届いた場合にのみ、チャウは移籍することになるだろう。
――calciomercato

今シーズンのパフォーマンスから判断すれば、チームにおける重要度は「トモリ>チャウ」となるはずですが、上記によるとチャウの方がフロントからより重要視されているようです。

個人的にもチャウのポテンシャルは攻守において大きいと感じており、まだまだ成長の余地は残されていると考えています。しっかりとした守備組織を構築できる監督の下であればパフォーマンスも安定しやすくなるでしょうし、価値の下がってしまった今シーズン後のタイミングで放出するのは得策とは言えないように思いますね。

また、同様のことは概ねトモリにも当てはまるわけですが、年齢面と体格面におけるチャウの将来性と比較すると、相対的に見て放出の選択は採りやすいのかもしれません。もしプレミアリーグなどから巨額のオファーが届いた場合、補強資金捻出の観点から受け入れる可能性はありそうです。

一方、カラブリアに関しては何よりもまず契約延長交渉の行方が気になるところですが、依然として進展はないとのこと。もしこの状況に解決の目処が立たないようであれば、今夏のメルカートでカラブリア放出に動くのは(資金捻出の観点からだと)必然的な選択といえるでしょう。

自クラブ育成枠といったルールへの対処、そして何より生え抜きカピターノという付加価値を考慮するとカラブリア放出は結構な痛手といえ、フロントとしても出切れば残留して欲しいと考えているのは確かだと思います。しかしながら、おそらく戦力的にはカラブリアを将来的なレギュラー候補だとは見なしておらず、昇給を渋るのもそれが理由ではないでしょうか。
また、カラブリアについては特に新監督候補との相性もポイントになると考えられ、例えばSBに走力(特にスピード)や打開力を強く求める監督が就任した場合、彼の立場はかなり危うくなることが想定されます。そのため、彼との契約延長交渉ひいては去就の行方も、新監督が正式に決定されるであろう今後数週間が鍵になってきそうですね。

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