ミランはエージェントにいくらのコミッションを支払っているのか~セリエA代理人手数料ランキング2023~

選手の移籍、契約更新などに際しては、一般的にクラブから当該選手のエージェント(代理人・代理店)に対して「コミッション(手数料)」というものが支払われます。
これは移籍金、年俸とは違ってメディアで詳細に報じられることが少なく、関心を寄せにくい部分ではありますが、クラブにかかっている財政的負担を知る上では非常に重要な要素です。

実際、昨年のセリエAのクラブは全体で約「2億2200万ユーロ」ものコミッションを支払っているようで、しかもその数字は(コロナがピークを迎えていた頃を除き)近年増加し続けています。

2019年:1億8700万ユーロ
2020年:1億3800万ユーロ
2021年:1億7400万ユーロ
2022年:2億0500万ユーロ
2023年:2億2200万ユーロ
――Calcio e Finanza

それでは具体的に、2023年におけるセリエA各クラブがエージェントに支払ったコミッションはいくらになっているのか見ていきましょう。なお、ソースの『Calcio e Finanza』は非常に細かく数字を算出してくれていますが、ここでは分かりやすさを重視して千ユーロ以下は切り捨てます。

インテル    3480万ユーロ
ユベントス   2305万ユーロ
ヴィオラ    1539万ユーロ
ローマ     1531万ユーロ
ミラン     1527万ユーロ
アタランタ   1477万ユーロ
ナポリ     1373万ユーロ
ウディネーゼ  1119万ユーロ
ボローニャ   1049万ユーロ
ジェノア    1039万ユーロ
ラツィオ    0910万ユーロ
サレルニターナ 0802万ユーロ
ヴェローナ   0701万ユーロ
モンツァ    0644万ユーロ
サッスオーロ  0490万ユーロ
トリノ     0489万ユーロ
エンポリ    0485万ユーロ
カリアリ    0456万ユーロ
レッチェ    0324万ユーロ
フロジノーネ  0267万ユーロ



コミッション支払いにおいて突出しているのはインテル、次いでユベントスという結果になっており、この2クラブでリーグ全体のおよそ4分の1を占めています。しかし前年比でいうとこの2クラブは対照的な結果を示しているとのことで、ユベントスがコミッションをほぼ半減させたのに対し、インテルはほぼ倍増したそうです。

一方、ミランのコミッション支払いは約1527万ユーロでリーグ5位となっています。
昨年はレオンとの契約延長や夏の大量補強など色々と代理人の世話になっていた印象があるものの、それでもなおこの額に収まっているのは非常にポジティブに捉えられるでしょう。振り返れば、今年1月にもポポヴィッチの代理人が要求した(と報じられる)高額のコミッションに難色を示し、最終的に交渉が破断したというエピソードがありましたが、そうしたシビアな判断が今回のような結果に繋がっているのでしょうね。

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