ジルー、MLS移籍の可能性が高まる?

オリヴィエ・ジルー
今シーズン限りでミランとの契約が満了となるオリヴィエ・ジルー。

ミランと契約を延長して残留するのか、はたまた別のクラブへ移籍するのかといった話は度々メディアで報じられているところ、最近はMLS移籍の噂が過熱しています。

・ジルーは自身の去就について決断に至りつつある。最終判断は5月に下されることになるが、彼の優先事項はMLSに挑戦し、妻と子供たちを米国に連れていくことだ。ジルーの選択には家族が深く関わっており、1月には次のように語っている。「シーズン後にはより多くの選択肢が生まれる。サッカー選手として、そして家族のいる男としての決断を下すつもりだ」――GdS

・ミランがジルーとの契約を延長しない場合、ジルーはMLSへの移籍を熱望するだろう――ESPN

この件についてもいくつかの視点から考えることが可能ですが、今回は主に「年俸面」に触れておきたいと思います。

ジルーの推定年俸は350万ユーロであり、これは今シーズン開幕時におけるミラン選手の中で7番目に高い数字です。個人的印象として、直近シーズンにおける彼の貢献度(出場頻度やスコアポイント)を考えれば割高だとは思いません。
ただし、今年1月に成長令(税制優遇制度)が廃止されたため、次にジルーと契約延長する際には成長令の恩恵が受けられないという点に留意すべきでしょう。そのため、手取り年俸を現状維持のままサインした場合でも、クラブにかかる財政的負担は重くなると。

その一方、ミランは今夏のメルカートにてようやくストライカーの本格補強に着手する見込みであり、その影響でジルーの役割にも変化が生じると報じられています。具体的には「ストライカーの柱」という現在の立場から後退し、ベンチに座る状況が増えることになるという内容です。
サブが基本線となる予定の選手に対し、先述した年俸額を支払うというのは現在のミランの方針とは相容れないでしょう。したがってクラブとしては、例え契約延長を希望したとしても減俸オファーを提示するというのが妥当な判断になります。

しかしながら、選手側からすると「地位の低下+減俸」という2つのネガティブ要素を同時に受け入れるのは難しいはずです。ましてジルーの場合、直近でも結果自体は残しているのだから尚更でしょう。

このように考えていくと、地位と年俸が確約され、更には家族の環境的にも望ましいMLS(アメリカ)へ移籍するというのが具体的な選択肢として浮上するのも納得がいきますね。
個人的印象としても、今シーズン終了後というのはミランとジルーが円満に別れられるタイミングだと思っています。

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