ミラン、”リーグ戦とELの両立”は実現するか

両立の難しさ


EL決勝Tプレーオフにてレンヌを退け、ベスト16へと駒を進めたミラン。

そしてベスト16の相手は相対的に見て戦力差が感じられるスラビア・プラハという事で、ベスト8進出への機運が高まっている状況といえます。

一方、EL(欧州カップ戦)で勝ち残ることは試合数の増加、延いては「過密日程による疲労蓄積及びパフォーマンスの低下」を招きやすく、そのことがリーグ戦の結果に悪影響を及ぼすのではないかと不安視されるところです。

実際、昨シーズンのミランはCLでベスト4にまで進出した一方、その間に行われたリーグ戦では不安定な戦いぶりに終始。ユベントスの勝ち点剥奪とCL敗退後の復調によって何とか4位の座を死守したものの、リーグ成績が危ぶまれる時期が続きました。

細心の注意が必要な「CL前後」のリーグ戦について

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そして今シーズンに関しても、その危険な兆候は見られ始めています。
というのも、ELのレンヌ戦2試合の前後で行われたリーグ戦3試合にて、ミランは1勝1分1敗を記録。最初のナポリ戦では手堅く勝利を収めたものの、2戦目のモンツァ戦では例によって(昨季何度も見られたように)ターンオーバーが上手くいかずに4失点を喫して敗北。そして3戦目のアタランタ戦では主力を投入して好パフォーマンスを見せるも、あと一歩が足りずにドローに終わりました。

現在のミランは勝ち点54の3位で、暫定4位のボローニャとの差は「5」。この差自体は決して悪くはありませんが、ほんの2節前までは「10」の差があったことを踏まえると、セーフティーリードと考えるには早すぎますね。

ELの試合日程


さて。ここからは今季ELの試合日程について、その前後に開催予定のリーグ戦と絡めながら確認しておきましょう。

3/02(土)04:45 ラツィオ(A)
3/08(金)05:00 プラハ(H)
3/10(日)23:00 エンポリ(H)
3/15(金)02:45 プラハ(A)
3/17(日)23:00 ヴェローナ(A)



3月にはELベスト16が行われ、先に触れた通りミランはスラビア・プラハと対戦します。今回の主題である日程面から考えると、プラハ戦後に間もなく行われるエンポリ戦とヴェローナ戦は要注意ですね。

そして、ミランがELベスト8に進出した場合の(暫定)日程についても確認しておきます。

4/07(日) レッチェ(H)
4/12(金) 準々決勝1st
4/14(日) サッスオーロ(A)
4/19(金) 準々決勝2nd
4/21(日) インテル(H)
4/28(日) ユベントス(A)



ELベスト8(準々決勝)は4月に行われますが、既にミランにとってはリーグ戦でインテル、ユベントスと対戦する勝負の月です。
そんな中、準々決勝のセカンドレグがインテル戦の直前に行われる予定だということで、ELで勝ち上がった場合にこの時期をどう乗り越えるかというのは最大のポイントになるかもしれません。

ちなみにEL準決勝のファーストレグが5月3日に開催予定であり、仮にミランがそこまで勝ち上がった場合、「準々決勝セカンドレグ→インテル戦→ユベントス戦→準決勝ファーストレグ」という4連続ビッグマッチを迎えることになります。凄いですね。

このように見ていくと、やはりリーグ戦と欧州カップ戦を両立していくには「機能的な」ローテーションが不可欠といえるでしょう。
幸いにも、3月からはポベガを除く選手全員が起用可能な状態になりそうだということで、ピオリ監督の戦略的判断と技術的手腕が両立の成否に大きく関係してきそうです。

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