ミラン、ベルギーの逸材CBゼノ・デバストに興味

ミランが獲得に興味を示していると報じられているCBの内、今回はゼノ・デバストという選手について確認しておきたいと思います。

ゼノ・デバストとは何者か


デバストは20歳のベルギー人CBです。

育成に定評のある名門、ベルギーのアンデルレヒトに所属する彼は2021-22シーズンにてリーグ戦プロデビューを果たすと、昨季(2022—23)から早くもレギュラーに定着。今季(2023-24)もここまで公式戦29試合中27試合に先発するなど、中心選手の1人として活躍しています。

またデバストは代表歴についても特筆すべきものがあり、2022年9月には早くもA代表デビュー。世代別代表をハイスピードで駆け上がってきたエリートです。

そんな彼はここ2年で大きく評価を高めており、市場価格も右肩上がりの様子。『transfermarkt』によると、2023年12月時点におけるデバストの推定市場価値は1300万ユーロだそうです。

特徴・プレースタイル


続いてデバストの特徴・プレースタイルについて触れておきます。
個人的な印象を簡潔に表現すると、デバストは「冷静かつテクニカルなCB」といえるのではないでしょうか。



ボールの扱いに長けている様子のデバストは、ドリブルやパスを使った能動的なプレー選択が散見されます。具体的にはレンジの広い正確なパスでボールを前進させたり、ドリブルによって相手のプレスをいなしたり守備陣を揺さぶったりといった形ですね。

また、トランジションの局面においては冷静さが窺えます。
例えばポジティブトランジションに際しては、ボール回収の前後で素早く周囲の状況を把握できているようで、周囲や前方の味方へと落ち着いてパスを繋げるプレーが散見。またネガティブトランジション時も同様に素早く状況を認識しており、それが高い位置でのインターセプトなどに繋がっているように見受けられますね。

これらの点に関し、データにも言及しておきましょう。


【23-24】デバスト_パススタッツ
――参考1:今シーズンここまでのベルギーリーグにおける、デバストのボールタッチに関する1試合平均スタッツ。及び同リーグのCBと比較した際のパーセンタイル

デバストはボールタッチ関連のスタッツにおいて高水準をマークしており、特にボールキャリー(運び)についてはリーグ屈指の数字を残しています。


【23-24】デバスト_ボールタッチスタッツ
――参考2:今シーズンここまでのベルギーリーグにおける、デバストのパスに関する1試合平均スタッツ。及び同リーグのCBと比較した際のパーセンタイル

また先の映像でも確認できたように、中・長距離のパスの精度や頻度もハイレベルです。

これら以外にも「サイドチェンジ成功数」や「ファイナルサードへのパス本数」などはリーグトップクラスであり、ホール保持時における彼の積極的なプレー選択はデータにも表れていますね。

獲得の実現可能性


最後に、ミランによるデバスト獲得の実現可能性について見ていきます。

ミランはデバストに非常に注目しており、次のメルカートでターゲットになる可能性がある――Daniele Longo



デバストに対する関心は相当程度にあるとされる一方、「現時点でミランの優先事項ではない」とする報道もあります。

この点、今後デバストの獲得に本腰を入れるかどうかは「来シーズンの監督が誰になるか」が重要なポイントになるではないかと個人的には考えており、例えばチアゴ・モッタが新監督に就任するのであれば、デバストのようなアクティブなCBを求める可能性は多分にあると思います。

ただし、先述の通りデバストの評価(市場価値)が右肩上がりである現状を考慮すると、獲得の難易度は決して低くないでしょう。そのため仮に獲得に動くとしても、現有主力CBの放出が先になるかなと予想します。

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