「セリエA・18チーム制」の是非について

現在20クラブで構成されているセリエAというリーグですが、ミランを含む一部のイタリアのビッグクラブはこれを18クラブへ縮小することを目指していると報じられています。

その背景には来季からCLの規模が拡大することや、新たなクラブワールドカップの開催などがあり、端的に言えば「欧州カップ戦の試合数が更に増えて大変だから、リーグ戦を減らすことで負担を少しでも軽減したい」という思惑が一部のイタリアのビッグクラブにはある、と。

一方、CLやクラブW杯に参加する可能性の低い他の多くのイタリアクラブにとって、こうしたリーグ縮小案は受け入れがたいものです。セリエA降格のリスク・昇格の難易度が高まることはもちろん、リーグの試合数減少によりテレビ放映権料やスタジアム収入に影響が及ぶことは必至であり、財政的な観点から死活問題となり得ます。

実際のところ、同案に対しては反対派が圧倒的多数を占めており、現時点で賛同しているのは4クラブのみだそうです。

本日セリエAの総会が開かれた結果、リーグの規模を縮小せずに20チームを維持することが決議された。インテル、ユベントス、ミラン、ローマのみが18チーム制に賛成票を投じ、残りの16クラブは20チーム制の維持に投票した――Calcio e Finanza

だからといって、やはり現状維持のままでは欧州カップ戦との両立は難しくなります。特にミランの場合は現行のフォーマットでも二足の草鞋を十分に履けずに怪我人が続出していることを考えると、これ以上にスケジュールが過密になった際の状況は想定したくありません。

将来的にセリエAが18チーム制に移行するかどうかは分かりませんが、少なからずイタリアリーグの構造にも何かしらの変化は求められそうです。もしくはビッグクラブがUEFA・FIFA等と対立し、再びスーパーリーグを立ち上げようするなんてこともあり得るかもしれませんね。

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