ミラン、21節終了時点の勝ち点獲得ペースについて

先日のウディネーゼとの一戦を「2-3」で逃げ切り、リーグ戦4連勝を達成したミラン。

今月は安定感のあるパフォーマンスとは言えないながらも粘り強さを示し続けており、結果的には3位の座を固めつつ更に上の順位も窺える状況となっています。

この点に関し、『Milannews』が「第21節終了時点でミランが獲得した勝ち点」を直近3シーズンと比較しており、その内容は以下の通りです。

・20-21シーズン:49
・21-22シーズン:48
・22-23シーズン:38
・23-24シーズン:45



今季ここまでのミランは、昨季の同時期と比較して「7ポイント」も多く稼いでいます。

1月の成績


この違いを生じさせた大きな理由の1つが「1月の成績」でしょう。

ミラン、2024年1月の日程について〜昨年の悲劇を払拭できるか〜

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今年の始めにも言及したように、昨年1月のミランの成績は「悲惨」と表する他ないものでした。2023年初戦のサレルニターナに勝ってからはリーグ戦5試合未勝利となり、その中にはラツィオ相手の4失点、サッスオーロ相手の5失点があったのも記憶に新しいです。

一方、今年1月のミランはリーグ戦に限ると3戦3勝であり、次節のボローニャ戦にも勝てれば当月のリーグ戦は全勝となります。違いは明白ですね。

欧州カップ戦との両立


年初めのスタートダッシュに成功した今季のミランですが、この調子を維持できるかと考えた時に日程面から特筆すべきことがあります。それは「欧州カップ戦」の存在です。

例えば20—21シーズン。先述の通り直近4シーズンで最も21節までの勝ち点獲得ペースが優れていたわけですが、当時のチームはEL決勝トーナメントに参戦中でした。
結果はベスト16で比較的早く敗退したものの、ミランはその間(2月中旬からの約1カ月)のリーグ戦で失速。当該期間中に首位の座を明け渡し、その後首位に復帰することは当シーズン中に1度もありませんでした。

一方、21-22シーズンは既にCLグループリーグにて敗退済みで、ELもない状態でした。そのため年明け以降のミランはリーグ戦で非常に安定した成績を残し、明確な誤審で敗れたスペツィア戦を除き、年明け以降のリーグ戦を無敗で駆け抜けました。その結果がスクデット獲得です。

そして昨季の22-23シーズンはCLでベスト4にまで躍進したものの、それによる疲労の蓄積はリーグ戦に大きな悪影響をもたらしました。CL期間中(2月中旬~5月中旬)は終始成績が安定せず、10人ターンオーバーなどの無謀な策も相まって低迷を続け、実質的な最終順位は5位に終わっています(※ユベントスの勝ち点剥奪により、結果的には4位)


このように、ミランの直近シーズンにおいては欧州カップ戦の有無がリーグ後半戦の結果に大きな影響を及ぼしているところ、果たして今季はどうなるでしょうか。
現在のミランにはELが残されており、2月中旬から再開されます。近年の傾向を覆して2つのコンペティションを両立できるか注目ですね。

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