ミラン、シェシュコへの関心は本物なのか

ストライカーを補強することが強く求められる現在、来夏のミランの獲得候補として浮上している選手の1人がベンヤミン・シェシュコ(セスコ)です。

夏に若い9番の獲得を目指すミランのリストの中には、ベンヤミン・シェシュコの名前が有力候補として載っている。決断は春に下される予定だ――GdS



ミランとシェシュコの関連については以前から報じられており、彼の代理人であるバサノビッチ氏はかつてマルディーニと会談したことを認めています。

マルディーニがいた時に、セスコについてミランと話したよ。しかしその時点では移籍は不可能であり、適切な時期ではなかった

ベンヤミン・シェシュコとは何者か


シェシュコは20歳のスロベニア人選手です。

2019-20シーズンに早くもプロキャリアをスタートさせた彼はオーストリアで台頭。リーフェリング、ザルツブルクで合計4シーズンを過ごし、100試合以上に出場して約50ゴールを挙げました。

そして、今シーズンからはドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒに移籍。熾烈なポジション争いのため出場機会は限られるも、ここまでは公式戦24試合(839分)で7ゴールを記録しています。



続いてシェシュコの特徴・プレースタイルについて軽く見ておくと、第一に彼は体格的にも能力的にも「スケールの大きい」選手だといえるでしょう。

195cmという長身に加え、スピードと運動量も兼備しており、非常にダイナミズムに優れています。また、映像を観ても分かるようにテクニカルな側面も強みとし、自らドリブルで持ち運んだり正確なシュートでネットを揺らしたりといったプレーが可能です。

一方で僕の知る限り、現時点の彼は自らのフィジカル的ポテンシャルを十分には発揮できていないように見受けられ、例えばボールキープやヘディング精度などはまだまだ改善の余地があると思います。もちろんそれは彼の年齢(20)を考えれば当然のことであり、いずれにせよ末恐ろしい才能を感じさせる選手であることは確かです。


獲得の実現可能性


最後に、シェシュコ獲得の実現可能性について触れておきます。

シェシュコとライプツィヒの現行契約には、次の夏から有効になる5000万ユーロのバイアウト条項がある――Philipp Hinze



まずはシェシュコの移籍金についてですが、一部報道によると次の夏のメルカートから5000万ユーロのバイアウトが有効になるとのこと。しかし、少なくとも今のミランがこの額を一括で支払うことはないでしょう。

そのため、獲得にはライプツィヒとの粘り強い交渉が求められるわけですが、昨夏に彼らがシェシュコに凡そ2400万ユーロを費やしたことを考えると、いずれにせよ安価にはなり得ません。また、シェシュコに対してはアーセナルを筆頭にプレミア方面からの関心も伝えられており、彼らとの競争を制するのは至難です。

以上を踏まえると「夢物語」と考えるのが妥当ですが、果たしてミランのシェシュコへの関心は本物なのか…。ストライカーへの投資を何年も先延ばしにし続けた分、今度こそ奮発してくれたって良いじゃないかとは心情的に思うんですけどね。

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