ミラン、終わらない怪我人クライシス

ここ最近、ミランはほぼ毎試合のように選手が負傷交代を余儀なくされていますが、本日のサレルニターナ戦も例外ではありませんでした。

今回の犠牲者はトモリです。今シーズンここまでの彼は公式戦22試合に先発出場し、その内20試合にフル出場。欠場したのは累積警告による1試合のみという事で、ほぼフル稼働していました。
また、そのパフォーマンスも素晴らしく、個人レベル・組織レベル共に不安定極まりないチームの守備を何とか支えていた中心人物です。

今回のトモリの負傷により、ミランの選手は今季ここまでで通算30回目の負傷をしたことになる。出場可能なメンバー27名の内21名が負傷を経験し、フィジカル的な問題を抱えていないのは6名だけだ――Milannews



トモリの負傷箇所は屈筋とのことですが、具体的な離脱期間は現時点で明らかになっていません。しかしいずれにせよ、チームを悩ませ続ける筋肉系の怪我がまたしても発生したという事で、チームのコンディショニング体制に再三再四疑惑の目が向けられることとなりました。
この点について、ピオリは試合後に以下のように弁明しています。

(怪我人の続出について)特に準備、個人レベル、予防、治療といった面で、我々は間違いなく全力を尽くしている。我々は長い間一緒に仕事をしており、ミラネッロでは多くの人が懸命に取り組んでいるが、現時点では我々の期待している成果が得られていない。これは早急に解決しなければならない問題だが、確かに難しいようだ



今シーズン開幕以降、当ブログで怪我人発生について最初に言及したのは9月の下旬だったかと思います。CL第1節のニューカッスル戦でチークとメニャンが負傷交代を余儀なくされた頃ですね。

怪我人クライシスの前兆?気がかりなチークとメニャンの負傷交代

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近年のミランは、欧州カップ戦や代表ウィークが挟まってくる9~10月にかけて多数の離脱者が発生し始めているという点に着目しつつ、今季こそはそうならないで欲しいよねという内容だったのですが、結果はご覧の惨状です。例年にも増して酷いことになりました。

この怪我人クライシスにおいて真に問題視されるべきは、目下の戦力不足よりもまず「毎年のように同じことを繰り返している」スタッフ体制でしょう。
話を聞く限り、どうやらコーチ・メディカル陣は問題解決に向け懸命に取り組んでいるそうですが、ここ数年通して目に見える結果は出ていません。厳しい指摘かもしれませんが、要するに根本的な問題は彼らの管理能力不足にあると考えざるを得ないです。

この点、特に最近はアスレティックコーチのオスティ氏が槍玉に挙げられることが多いですが、その責任を特定個人にのみ求めることは出来ないと個人的には感じます。そもそもピオリ監督が懇ろのコーチ陣を変更するのを嫌がっているらしいので、いずれにせよ責任を追及するならピオリ監督含むスタッフ陣ということになります。

まぁ近年の傾向なら、シーズンが進むにつれて徐々に怪我人発生のペースが緩むはずなので、今季もまた何だかんだ有耶無耶になりそうな予感もしますが…。こういう時こそフロントが強権を発動してでも積極的に動くべきだと思うんですけどね。

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