ガッビア、ミランへの早期レンタルバックに現実味

CBに多くの故障者を抱えるミランは、彼らの復帰を待つ一方で新戦力補強を行うと見られています。
ここで1つポイントになるのが、現在ビジャレアルにレンタル移籍中のCBガッビアの存在です。

ビジャレアルはミランがガッビアの復帰(レンタルバック)を望んでいることを認識している。ビジャレアルがレンタル契約を早期に打ち切る代わりに金銭的補償を求めるかは定かでないが、問題はないはずだ――Matteo Moretto



今シーズンここまでのガッビアは、レンタル先のビジャレアルで公式戦12試合に出場。ELでは5試合中4試合にフル出場するなど十分なプレー機会を得ていますが、一方のリーグ戦では15試合中7試合(スタメン6試合)出場という事で、レギュラーとはいえない状況です。

しかし、そうした状況が現在のミランにとっては却って好都合であり、先述のように早期レンタルバックの可能性が高まっている要因の1つとなっています。もし欠かせない戦力となっていたなら、ビジャレアルが冬にレンタル打ち切りを受け入れることは考え辛いですしね。

ガッビア、早期復帰の利点と懸念


2019年から始まったピオリ政権の初期メンバーであるガッビアは、それから今オフシーズンまでチームに在籍。すなわちピオリ・ミランのチーム事情に精通しており、組織・戦術レベルにおける理解が進んでいます。
また、イタリア生まれ、イタリア育ちの彼は当然ながら言語面・環境面においても何ら支障はないでしょう。

シーズン途中である冬に加入する場合、新天地の環境やチーム戦術の理解に苦労するかもしれないという点は夏加入時よりもネックとなるわけですが、それらの懸念はガッビアにはないという事で、レンタルバックを推す理由の1つといえそうです。

一方、ミランはガッビアとは別にCBの新戦力(アーセナルのキヴィオルなど)を狙っているとのことですし、ガッビアにとっては「出場機会の確保」という観点から望ましい復帰になるか疑問符が付くところ。
過去数シーズン、ミランでのガッビアは多くの時間をベンチで過ごし、CBポジションに問題が生じた時期にスポット的に起用されるといった扱いに甘んじていたわけですが、この冬に戻ってきてもそうした立場は変わらないでしょう。
復帰直後はある程度の出番が得られても、主力選手の回復や新戦力のフィットがなされる頃には再びベンチに控える時間が長くなりそうですし、ビジャレアル残留の方がプレー機会はあるのではないかとも感じますね。

とは言え繰り返しになりますが、ミランからするとガッビアを保険として早期レンタルバックする必要性が高まっているのは確かです。またビジャレアル側がそれを受け入れる姿勢はあると報じられている以上、復帰の可能性は十分にあると思います。
願わくは、今回の復帰がガッビアにとっても殻を破る何かしらのキッカケになると良いですね。

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