ミランの怪我人多すぎ問題について【2023年11月版】

今シーズンの欧州サッカーは、例年にも増して「怪我」というトピックが取り沙汰されている印象を受けます。
そして、おそらくミランは多くの他チームと比べ、より怪我の問題に悩まされているクラブといえるでしょう。

負傷日数・種類


11月の代表ウィーク前(※第12節レッチェ戦終了後)に記録されたデータによれば、今年のミランの選手たちはここまで合計で502日間の離脱を余儀なくされたとのこと。また現在も複数の離脱者がいるため、その合計欠場日数は日毎に増えていることになりますね。




(※試合換算だと、選手たちの合計欠場数は118試合)


また、「怪我の種類」という観点から見ていくと、今シーズンのミランの選手たちは「筋肉系の怪我」による欠場が非常に多く、セリエAのライバルクラブと比較してもこの怪我の多さが抜きん出ています。



負傷者が続出している背景については、代表ウィークの過密さなどといった外的要因も深く関係しているでしょうし、それらはクラブが根本的に解決していくのが難しい問題です。しかし、上記のように特定の怪我が続発している点に関してはクラブ側に何らかの大きな原因があるのではないかと疑義を抱くところ、やはりチームの練習強度やメディカルによるサポートといったコンディショニング面も大いに改善の余地がありそうだと考えざるを得ませんね。


期待される戦力の底上げ


今回の代表ウィーク期間中には、プリシッチを筆頭に複数の選手が戦列復帰を果たしている一方で、オカフォーのような新たな負傷者も出てしまいました。

依然として厳しい戦力事情となっているミランですが、ここで期待したいのが「サブ組の奮闘」です。
振り返れば一昨シーズンにはカルルが、昨シーズンにはチャウがCBの負傷者続出を受けて先発の機会を与えられ、そのままレギュラーに定着するといった出来事がありました。そのように出番の少ない選手にとって、今回のようなチーム状況はある種の「チャンス」と捉えることも可能です。そして、これまでサブ組だった選手が地位を高めて競争を促進することで、チーム戦力の底上げが期待できるでしょう。

現在のミランにおいて、特にチュクウェゼ辺りはそろそろ移籍金に見合った活躍を見せていかねばなりません。この苦しい時期にチームを救うパフォーマンスを発揮できれば個人としても勢いに乗れると思いますし、ピンチをチャンスに変える象徴的存在になってくれると良いですね。

0Comments