メニャンとジルーの契約延長交渉について

マイク・メニャンオリヴィエ・ジルー
先日、クルニッチとミランの契約延長交渉について言及しましたが、彼以外にも契約更改の可能性・必要性が生じている選手がいます。
今回はその内の2人、メニャンとジルーについて現在の報道を見ていきましょう。

メニャンとの契約延長交渉


メニャンとの契約更新を巡る戦いはより長く、複雑になっている。メニャンと契約延長する場合、年俸額を現在(280万ユーロ)の2倍にするだけではおそらく十分でないことをミランは知っているからだ。当事者間で合理的な妥協点に到達する必要があるだろう。メニャンは残留を希望しており、たとえ時間は要するとしても良い結果が得られるはずだ――calciomercato



9月頃の一部報道によると、当初メニャンの代理人は新年俸として「800~1000万ユーロ」を要求したとのことですが、この額は流石にミランにとって現実的ではありません。おそらく選手側もそのことは承知の上で、ここから交渉の末に妥協点を見出していくつもりなのでしょう。メニャンが残留を希望しているというのが本当であれば尚更です。

とは言え、実際に想定される落とし所としても、チームトップクラスの年俸が必要になるとは思います。上記報道にもある「現年俸の倍以上」というのは十分考えられるところ、果たして今のミランにその額を出すつもりがあるのか疑問に感じてしまいますね。

もしも契約延長交渉に手応えが得られない場合、残念ながら放出という選択肢も検討せねばなりません。これまでにもプレミアリーグ方面やPSGなどからの関心が噂されるなど、メニャンの有力な移籍先候補は複数考えられていますしね。
現行契約が2026年まで残っているとはいえ、十分な利益を得ようとするなら出来る限り早期の決断が求められるでしょう。その意味で、来夏のメルカートまでにメニャンとの契約延長交渉の決着が付くと理想的なのかなと思います。


ジルーとの契約延長交渉


・ジルー側との最初の交渉は既に始まっている。彼にはアメリカとサウジアラビアからオファーが来ているものの、優先順位は依然としてミランが上位だ。誰もが満足するのは1年の契約更新であるが、給与とのバランスを見出す必要があるだろう。年齢を考慮して、ミランはジルーの年俸(350万ユーロ)を若干減らすことを望んでいる――calciomercato

・ジルーの去就は夏に近づけばもっと分かるだろう。契約延長交渉は今のところ始まっておらず、現在のミランにとってホットな話題ではない――Matteo Moretto



ジルーに関しては既に契約延長交渉を開始しているとする報道もあれば、まだ様子見の段階とする報道もあります。

ジルーの場合、個人的には急いで契約延長を行う戦略的な理由があまり見当たらないですし、今シーズン終盤にその是非を判断する形で良いのではないかなと思いますね。
また、年俸も今後のパフォーマンス次第でしょうが、少なくとも今のところは現状維持が妥当だ(減俸すべきではない)と心情的に感じます。主力として毎試合怪我なくプレー可能というのは、特に今のミランにあっては貴重な存在ですし、もし契約延長するなら継続的な貢献に報いてあげて欲しいです。

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