ベナセル、待望の復帰予定時期とAFCON出場の可能性について

イスマエル・ベナセル
今年の5月に膝の軟骨損傷という大怪我を負ってしまったベナセルは、長いリハビリを強いられることになりました。

そのため今シーズンもここまで出場機会はありませんでしたが、先日、とうとうチーム練習への部分合流を果たしています。



そして、当初は来年に持ち越しと考えられていた「実戦復帰時期」についてもポジティブな報道がありまして、現在の見立てでは12月中旬の復帰もあり得るとのことです。こうした順調な経過はベナセルの努力の賜物でしょう。

怪我はとても辛かった。何せ僕の人生で最も重要な試合の1つ(※CL準決勝インテル戦)で負傷してしまったからね。でも大丈夫。日々前向きに物事を見て、復帰のためのプログラムに段階を踏んで取り組むんだ。僕は(術後)2ヶ月間休息を取り、その後にバイク、ランニング、そしてもっと多くのことをやっていたよ。全ては順調に進み、膝にはもう何の違和感もない。今ところ悪い反応も出ていないね――The National

AFCON参加の可能性


ベナセルの順調な回復をとても喜ばしく感じる一方、早期復帰に関しては懸念材料が1つあります。それは来年1月に行われるアフリカネイションズカップ(AFCON)の存在です。

ベナセルはアルジェリア代表の主力であるため、アルジェリアとしては当然ながらこの大事な大会にベナセルを招集したがるでしょう。実際、ジャーナリストのロンゴ氏がその可能性が高いことを認めています。



また、ベナセル本人も数ヶ月前のインタビューにて「AFCONへの準備のためにあらゆることをするつもりだ」と発言。同大会出場への意欲を示していました。

しかしながら、1月13日から2月11日まで行われるAFCONに参加する場合、(準備期間等も含め)最長で1ヶ月以上チームからの離脱を強いられることになるため、クラブ側としては決して望ましくないというのが本音でしょう。ましてベナセルの場合は長期離脱明けから間もなくの試合ということで、国際大会特有のプレッシャーや強度に即座に順応できるか疑問の余地があります。有り体に言って再負傷のリスクが非常に気になりますね。

まぁそもそもベナセルの復帰時期がまだ確定していないため、こうした話は時期尚早かもしれませんが…。取りあえずは無事に実戦復帰を果たし、持ち前のエネルギッシュなプレーを再びピッチ上で見せてくれることを願います。

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