ミラン、メフディ・タレミをトップターゲットに?

難航するミランのストライカー補強の候補として、ポルトに所属するメフディ・タレミが浮上しています。

彼のことは以前から獲得候補としてちょくちょく目にしてきましたが、スカマッカ、モラタといった他の有力候補の獲得が難航する中、その存在感が増しているようです。

・最近になりメフディ・タレミの名前が浮上した。このポルト所属のストライカーは過去数シーズンに渡って活躍を続け、先のワールドカップでも印象的なプレーを披露していた――Mediaset

・タレミはここ数日でミランのトップターゲットの1人になった。話し合いは始まったが交渉はまだ本格的なものではない。タレミはサウジアラビアからのオファーを拒否しており、現在はプレミアリーグからも関心が持たれている状況だ。ポルトは少なくとも2000万ユーロを要求している――GdS

メフディ・タレミとは何者か




今シーズンのタレミはポルトで公式戦51試合に出場し、31ゴール・14アシストを記録。リーグでは得点王に輝き、CLでも5ゴール・2アシストと見事な成績を残しています。

そんなタレミの特徴・プレースタイルに関して注目すべきは「広いプレーエリア・多様な動き」です。

【22-23】タレミ_シーズンヒートマップ
――参考1:2022-23シーズンのリーグ戦におけるタレミのヒートマップ

彼はボックスストライカーとしてゴール前で存在感を発揮するだけでなく、時にはサイドに開いたり、下がってボールを引き出したりしながら味方と連動することで、チームの崩しに深く関与できるタイプとされています。

187センチのタレミは卓越したフィニッシュに加えて相手DFを寄せ付けないフィジカルの強さがあり、空中戦の強さと狡猾なゴール嗅覚を併せ持つ。また、深い位置まで下がりながら絶妙なパスで味方を活かすことも出来る。
タレミは9番と10番のハイブリッドといえ、カリム・ベンゼマと似ている部分が多い。相手最終ラインの背後を取る動き、深く下がって中盤で数的優位を作る動き、サイドに流れて他の選手が中央に侵入するためのスペースを作り出す動きなど、多様な動きでチャンスを作ることが可能である
――Breaking The Lines



先に触れた通りゴールだけでなくアシスト数においてもタレミは優秀な成績を残しており、味方のためにシュートチャンスを提供する能力にも優れていることが窺えますね。

2つの問題


他方、ミランによるタレミ獲得の実現可能性に関し、疑問視されている点が主に2つあります。

1つは「移籍金」。所属元のポルトはタレミの移籍金として2000万ユーロを要求しているとのことですが、これは30歳というタレミの年齢や残り1年となった契約期間を考慮すると(少なくともミランにとっては)二の足を踏む額でしょう。

2つ目の問題は「EU圏外枠」に関するものです。
最大でも残り1つである当該枠の使用には慎重な判断が要求されるところ、イラン人であるタレミはEU圏外選手に該当します。チュクウェゼを筆頭に他のEU圏外選手が有力候補として挙がっている現状、タレミに当該枠が使われる可能性は低いでしょう。
ただし裏を返せば、もしチュクウェゼ等の獲得が実現しなかった場合、タレミに対する関心が強まるというシナリオは考えられます。そのため、まずは彼らの交渉の行方が注目されますね。

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