U21ベルギー代表におけるデ・ケテラーレについて~ストライカーとの連携~

デ・ケテラーレ
6月下旬、デ・ケテラーレはベルギーU21代表の一員として「UEFA U-21欧州選手権」に参加しました。
グループリーグ初戦ではキャプテンマークを巻くなど、中心選手の1人として大きな期待と責任を持って臨んだ今大会。しかしながらチームは1分2敗でグループリーグ敗退となり、デ・ケテラーレ個人もまた全3試合に先発フル出場するも、明確な結果を残すことが出来ませんでした。

一方、彼がいくつかの見せ場を作り出したのも事実という事で、今回はその点について見ていきたいと思います。

ストライカーとの連携


以下に載せる今大会のプレー集を観るに、デ・ケテラーレのチャンスメイクの多くが「ストライカーとの連携」により行われたものであることが分かります。


――参考1:デ・ケテラーレVSオランダU21

グループリーグ初戦のオランダ戦では、例えば裏に抜け出したオペンダ(※奇しくもミランの獲得候補の1人)に華麗なスルーパスを通して決定機をお膳立てしています(該当シーン:1分00~)


――参考2:デ・ケテラーレVSジョージアU21

続くジョージア戦でも同じくオペンダとの連携を披露。デ・ケテラーレがオペンダにボールを預けてから相手DFラインに突撃し、リターンを受けて決定機という流れです(該当シーン:1分59秒~)


――参考3:デ・ケテラーレVSイスラエルU21

また、欧州選手権の開催直前に行われたイスラエル戦でも良いプレーを見せています。ここではラマザーニという機動力のあるアタッカーが前線におり、裏に抜け出す彼へスルーパスを通す形で2つのシュートチャンスを演出しました(該当シーン:①11秒~、②1分2秒~)。


さて。残念ながら、このようなデ・ケテラーレの動きを効果的に引き出せるアタッカーが今のミランにはいません。
今季は実質的にストライカーポジションをジルーが独占しましたが、彼には機動力やスピードに欠けるところがあります、また、一応2番手のオリギは動き出しが遅いことが往々にしてあり、折角の身体能力をあまり活かせていません。

こうしたストライカー陣との相性の悪さが、デ・ケテラーレの不振に影響を及ぼした側面は少なからずあるのではないでしょうか。

この点に関し、今夏のメルカートでミランが機動力のあるストライカーを求めているのは周知のところ、実際にそのタイプの優秀な選手を確保できた場合には、デ・ケテラーレにとっても来季に向け追い風になる可能性は高いはずです。
そもそも残留するかどうかすら現時点では不明ですが、残留するなら来季はもっと(彼にとって)良い環境の下でプレーさせてあげて欲しいですね。

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