メシアスとサレマ、放出の可能性について【ショートニュース】

一部報道では「3500万ユーロ」とも報じられるミランの今夏の補強予算。
これが事実だとすればあまりにも少なく、そのため現有戦力の放出により市場に投入できる資金を増やす必要性がかなり高いです。

この点に関して『transfermarkt』の推定市場価格を見ると、サレマが1500万ユーロであるのに対してメシアスは600万ユーロ。年齢を考えてもサレマの方が比較的高額で売却できる可能性があります。

またピオリの起用傾向を見るに、どちらかといえばサレマよりもメシアスの方が好まれている印象です。
おそらくウインガーとしての適性によるものか、重要な試合（上位対決、CL決勝トーナメント、スーペルコッパ）ではメシアスかブラヒムが右サイドアタッカーとして起用されることが多く、またCL敗退後のリーグ戦最後の3試合ではいずれもメシアスが先発しています。先述の「サレマが出場機会の少なさに不満を持っている」という報道にも根拠はあるわけですね。

どちらも放出候補ではあるのでしょうが、上記の事情から判断するにサレマの方がより放出によるダメージを抑えられつつ、財政的恩恵を得られると考えられます。

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ちなみに彼らに代わる右サイドアタッカーの獲得候補については、新体制移行に伴い戦力強化のための実際的なターゲットが浮上している一方、プリシッチのようなビジネス的側面を重視したような名前も有力候補に挙げられるなど、正直今のところは何とも言えません。ただし、現在の候補の中には現行契約が「2024年6月（来シーズン）まで」となっている選手が多く（プリシッチもその1人）、以前にも触れたように現行契約期間が残り少ない選手やフリーエージェントへの関心が全体的に強まっている可能性は高そうです。

最後に繰り返しになりますが、今夏のメルカートでは然るべき補強を行う上で、然るべき放出作業による資金調達が極めて重要になってくると思われます。
その観点から今回話題に挙げた2人のどちらか（もしくは両方）の放出は十分に考慮されるはずですし、結果的に右サイドアタッカーの陣容がガラリと変わるなんていう場合もあり得るかもしれませんね。