ミラン、今夏こそ右サイドアタッカー獲得なるか【ショートニュース】

右サイドアタッカーは今夏の(も)ミランが補強すべきポイントの1つと報じられています。

・今夏のミランのターゲットの1つは、チームに多くのゴールとアシストをもたらすことのできる右ウインガーである。レアルを去るアセンシオ、そしてサッスオーロのベラルディはミランが以前から求めている選手だ――Corriere della Sera

・ミランはゴールへの貢献度が高い右ウインガーを求めている。すなわちチェルシーのツィエク、ガラタサライのザニオーロ、そしてレアルマドリーのアセンシオなどだ。しかし彼らは皆コストがかかるため、より現実的な案としてボローニャのオルソリーニを獲得する可能性が浮上している。今季は11ゴール4アシストを記録し、契約期間は残り1年。彼にはフィオレンティーナとトリノが興味を示しているが、もしミランが獲得レースに参戦すれば状況は一変するだろう――Tuttosport

獲得候補としては既に見慣れた名前がズラリ。現時点ですとどの右アタッカー候補に対しても関心止まりで、獲得に向けての本格的な動きはないのでしょう。

実際のところ、現在のミランフロントは他のポジションの補強を優先しているように見受けられます。主力のベナセルが長期離脱を余儀なくされた中盤が第一優先で、次いで待望の主力級ストライカーの獲得に注力。右サイドアタッカーはその次といった感じではないでしょうか。

また、この点を考えるに当たっては「現有戦力の去就」もポイントになってきそうです。
というのも、現在ミランの右サイドを主に務めるサレマ、メシアスはいずれも残留が確実視されているわけでなく、オファー次第では放出もあり得るという論調。また、今季は同ポジションで何度か起用されたブラヒムも買取の有無が不透明になっています。

もし彼らの中の誰かが退団した場合は数的にも補強の必要性が高まりますが、逆に全員が残留の方向で進めばまたしても右サイドの補強を行わない(もしくは安価で済ませる)可能性も否定できませんね。

ただし、個人的にはもちろん補強して欲しいと思っています。
(SBも含めて)右アウトサイドを起点に積極的かつハイレベルな仕掛けを担える選手がいない今のミランは、同サイドの幅を使った攻撃の精度がどうしても低くなってしまいがちです。
今季はデストの加入だったり、レビッチやブラヒムの右サイド起用だったりといくつか改善に期待できそうな要素こそありましたが、結局のところ上記問題点が解決されることはありませんでした。

そこで今夏こそは右サイドのスペシャリストを確保し、戦術の幅を広げられるようにするべきだと思いますし、ストライカーと同じくらい有効な補強に期待しているポジションです。

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