イブラヒモビッチの復帰時期と去就について

ズラタン・イブラヒモビッチ

ヴェローナ戦での復帰可能性


現在ふくらはぎの負傷により戦線を離脱しているイブラヒモビッチ。
そんな彼について、「6月4に予定されているリーグ最終節までに復帰できるか」というのが目下の最大の関心事になります。

サンシーロで行われるヴェローナとのリーグ最終戦で、少なくとも数分間はピッチに立てるようイブラヒモビッチは全力を尽くすだろう。時間との戦いになるが、イブラは早期復帰のためにトレーニングセッションを増やし、追加の治療を受けている。
現在の彼がまだジムでの個別トレーニングに止まっていることを考えると、現時点でヴェローナ戦出場の可能性は低い。そこで、来週はイブラ招集の可能性があるかどうかを理解する上で決定的なものとなるだろう
――Corriere della Sera


イブラの現状を見るにつけ、個人的にはフィリッポ・インザーギの最終シーズン(2011-12)を思い起こさずにはいられません。

当シーズンのピッポは怪我や指揮官との不和などにより出場機会が皆無に等しく、シーズンを通してリーグ戦7試合の途中出場、時間にしてわずか62分間のプレーでした。

しかしながら、ピッポは最終節のノヴァ―ラ戦にて23分間の出場機会を得ると、実に「らしい」形から当シーズン初にしてキャリア最後のゴールを記録。選手としての有終の美を飾っています。



イブラに求めたい、もといイブラに相応しい幕引きは正にピッポのそれと同様ではないかと感じていて、そのためにもまず最終節のヴェローナ戦までに何とか復帰してくれることを願います。

シーズン後の去就


もう一つの重大な関心事として…。「今シーズン終了後のイブラの去就」についてもメディアで盛んに報じられており、例えばその内容は以下の通りです。

・これまでイブラとの契約延長はほぼ必須といえたが、もはやそれはミラン経営陣にとって優先事項ではなくなっている。最終決定はシーズン終了後に下されるとはいえ、新たな契約更新の可能性はほぼゼロに等しい。だだしディレクターとして、あるいはピオリのコーチングスタッフとして契約する案があることは否定できない――Corriere della Sera

・イブラとの新たな契約延長の可能性は、例え現在の年俸である150万ユーロを下回る金額であっても非常に低いように思われる。最終的な選択はシーズン終了後になるが、少なくともミランの選手でなくなることはあらゆる事実が示唆している。したがってスパイクを脱ぎ、ディレクターやコーチとしてミランに留まるか、アドリアーノ・ガッリアーニが手招くモンツァで選手として新たな冒険にトライするか、イブラは決断を迫られている――calciomercato


外から見る限りだとここ2シーズンのイブラは既に満身創痍と表する他ないコンディションであるように見受けられますし、モンツァに移籍したとしてもセリエAのプレー強度に適応するのは流石にもう難しいのではないかと感じてしまいます。

また、個人的な願望としてイブラにはミランでキャリアを終えて欲しく、現役引退後も引き続きチームを支え続けてもらいたい思いは強いです。

結局のところイブラ本人の決断次第ではありますが、個人的には彼がシーズン終了後にミランのコーチ陣の一員として加わってくれることを期待しています。

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