今オフのミランに強く求められる放出作業【ショートニュース】

来シーズン、間違いなくミランにいない選手はタタルシャヌ、ミランテ、デスト、バカヨコの4選手である。そしてイブラヒモビッチとヴランクスも、ほぼ間違いなく退団すると思われる。
この6選手に加え、アドリはオファーが来ればレンタルで出て行くだろうし、レビッチ、メシアス、オリギ、バロトゥーレはみなオファー次第で放出可能となる
――GdS

カンピオナートだけでなくCLを5月まで戦った今シーズン、選手層の薄さが浮き彫りとなったミランにとって選手補強の必要性が高いことは言うまでもありません。

その一方、十全な補強を行うに当たっては然るべき放出も求められ、その意味で補強と同様に高い重要性を持つのが今オフシーズンの放出作業です。

例えばミランの補強ポイントの一つとして挙げられる「ストライカー」ですが、現有戦力を見るとジルー、イブラ、オリギ、レビッチと数は揃っています。

この中でジルーの残留とイブラの退団は決定的とは言え、オリギ、レビッチの去就は不透明。彼ら高年俸組を抱えたまま新たなストライカーを獲得するというのは財政的な観点から得策ではなく、また戦力バランスを調整する上でも最低どちらか一方は放出する必要があるでしょう。


この点に関し、放出作業についてマルディーニとマッサーラの手腕に疑問の余地があるのは触れなければならないところです。
これまで種々の厄介な事情に振り回されたことは同情すべきとは言え、それでもここ1・2年の間で行った彼らの放出作業はお世辞にも巧みだったとはいえません。

そこで今オフシーズンこそは積極的に動き、余剰戦力を売り抜く手腕を発揮してもらいたいわけですが…。来季CL権の獲得が怪しくなっている現時点ですと、今オフにフロントの改革(つまるところマルディーニ&マッサーラの退任)が起こる可能性もあると一部メディアで指摘されています。

例えミランが来季CL権の獲得に成功したとしても、今季の上手くいかなかった部分についてオーナーが精査しなければならないことに変わりはない。しかしそれでも今季の主要目標は達成されたことになるため、マルディーニ、マッサーラ、ピオリのトリオは残留する可能性が高い。その一方でCL権獲得に失敗した場合には、3人揃って退任の危機に晒されることになる――GdS



昨オフはオーナーの交代問題やそれに係るフロント人事(マルディーニ&マッサーラとの契約延長交渉の難航)が移籍市場への本格参入に致命的な遅れを生じさせ、そのことが的確な補強の失敗の要因になっていたと感じるだけに、今オフもまたフロント内でゴタゴタするのはもう勘弁して欲しいんですけどね。

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