【22-23】ラツィオ戦プレビュー~再びの6ポイントマッチ、打ち破るべき堅守~

今回は、日本時間で今夜の22時に行われるラツィオ戦のプレビューです。

予想スタメン

システム;4-2-3-1

GK;メニャン

DF;カラブリア、ケアー、トモリ、テオ

MF;クルニッチ、トナーリ

MF;メシアス、ベナセル、レオン

FW:ジルー


(ほぼ)鉄板メンバーが予想されています(『Sky』)。
右サイドアタッカー(メシアス→ブラヒム?)とCB(ケアー→ティアウ?)に変更の可能性があるとのことですが、いずれにせよこの試合でも4月のナポリ戦と同様のアプローチが基本となるでしょう。
相手のパス回しを大きく制限するための中盤3枚(ベナセル、クルニッチ、トナーリ)と、ボール奪取後のカウンターを完結させるためのドリブラー(レオン、テオ等)のパフォーマンスが特に重要になると思います。


ラツィオの直近公式戦成績

29節:ユベントス  2-1○
30節:スペツィア  0-3○
31節:トリノ    0-1●
32節:インテル   3-1●
33節:サッスオーロ 2-0○

5戦 3勝0分2敗 8得点5失点



年明けからしばらくは思うように勝ち点を伸ばせなかったラツィオですが、第23節サレルニターナ戦以降は11試合で8勝1分2敗と快進撃を披露。それらの勝利の中にはナポリ、ローマ、ユーベといった上位陣との対戦も含まれており、現在は順位を2位にまで上げています。

ただし直近3戦で2敗を喫したことで他のライバル勢との差は縮まっており、6位ミランとの勝ち点差も「6」という事で、翌季CL権獲得に向けてまだまだ油断ならない状況にあるといえますね。

なおメンバーについては、ラツィオの主力アタッカーの1人であるザッカーニが筋肉系の問題に悩まされているようで、この試合を欠場する(ないしベンチスタート)可能性が指摘されています。彼はヴェローナ在籍時代から対面のカラブリアを度々ボコボコにしてきた厄介極まりない選手なだけに、報道通り欠場となればミランにとっては追い風でしょう。


注目データ

まずは両チームの直接対決の結果について。
数カ月前の前回対戦時、ラツィオはミランに対し「4-0」と完勝を収めました。仮にこの試合でも勝利となれば、1977-78以来となるシーズンダブル達成になるそうです。

一方、ミランは「ホームでのラツィオ戦成績」が良く、昨季もリーグでは2-0、コッパ・イタリアでも4-0と圧勝しています。ラツィオに長いことシーズンダブルを許していない理由の一つと考えられますし、この試合でもホームの利を活かしてもらいたいですね。


続いて、ミランが勝利を収めるためにはラツィオの「堅守」を打ち破る必要があります。

今季ここまででラツィオがリーグで喫した失点は「24」となっており、これはナポリ(23)に次いで少ない数字です。この点に関し、「アウェーゲームでの成績」という観点からラツィオは16試合で11回のクリーンシートを達成しており、こちらは今季の欧州5大リーグで最高の成績となっています。

アウェー戦でも高い集中力をキープしたまま組織的な守備を実行してくるラツィオに対し、ミランがどのように点を奪いにいくかという部分は注目です。最近のお粗末な攻撃を見るに不安が募りますが、一方でラツィオ戦は比較的攻撃が機能する傾向があるだけに、この試合も期待したいと思います。

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