【22-23】クレモネーゼ戦プレビュー~注目のCDK、5月の強さ~
今回は、日本時間で明日の4時に行われるクレモネーゼ戦のプレビューです。
○予想スタメン
システム;4-2-3-1
GK;メニャン
DF;カラブリア、カルル、ティアウ、テオ
MF;ベナセル、ヴランクス
MF;サレマ、デケテラーレ、ブラヒム
FW:オリギ
○予想スタメン
システム;4-2-3-1
GK;メニャン
DF;カラブリア、カルル、ティアウ、テオ
MF;ベナセル、ヴランクス
MF;サレマ、デケテラーレ、ブラヒム
FW:オリギ
もし上記の『Sky』の予想スタメン通りであれば、ここ数カ月の虚無感漂う「デ・ケテラーレの起用法」にようやくメスを入れる気になったようです。
まずはブラヒムとの同時起用について。
これまでほぼ常に二者択一の関係となっていた両者ですが、特徴・プレースタイルが異なる彼らがピッチ上で共存できない理由はあまり考えられません。
例えば第7節のナポリ戦では、ブラヒムが少し下がり目の位置、デ・ケテラーレがライン間という位置関係から何度かチャンスを演出。チームの同点弾は2人の連携プレーが起点となっていたことからも、当時はその発展に期待したものです(実際はそれ以降全く共存させなくなりましたが…)。

またピッチ上での相性的な意味で、今季これまで同国人の恩恵を全くといっていいほど感じなかったデ・ケテラーレ、サレマ、オリギのベルギートリオですが、ここもプレースタイル的な相性という点では十分に改善の可能性はあると思います。
オリギは裏を強く意識したプレーで相手DFを牽制しつつミランの2列目にスペースとパスコースを提供し、ブラヒムとサレマは中に絞り過ぎずにサイドと中央のバランスを意識。そうしてライン間のデ・ケテラーレが自ら取るべき立ち位置を認識して確保できれば、活躍の可能性は高まるはずです。
もちろんこれらは理想の話であり、これまでのピッチ上の傾向から判断すると実際は真逆の現象が起きても不思議ではありません。が、ここ数カ月の(デ・ケテラーレ視点で)発展性を感じない起用法に比べれば大いに期待できるところがありますし、個人的には非常に楽しみです。
○クレモネーゼの直近公式戦成績
開幕から22試合で一度も勝利を挙げられなかったクレモネーゼは、現在19位と降格圏に位置しています。また残留圏内である17位との勝ち点差は「7」という事で、セリエA残留はかなり厳しい状況です。
ただし、23節ローマ戦でリーグ初勝利を記録して以降は29節サンプドリア戦、30節エンポリ戦と勝利を収めており、若干ながら調子を上げてきています。
○注目データ
まずは両チームの直接対決の結果について。
敵地で行われた前回対戦時は0-0のスコアレスドローに終わったものの、ミランはクレモネーゼとのセリエAでの「ホームゲーム」は過去7戦で全勝を収めているそうです。なお、ミランがセリエAでホーム勝率100%を記録しているチームの内、クレモネーゼよりも多くの勝利を挙げているのはアヴェッリーノ(8勝)だけとのこと。
最後にサンシーロでクレモネーゼと対戦したセリエAの試合が1996年という事で、随分と過去のデータではありますが、折角のポジティブな記録ですししっかりと更新したいですね。
続いて。5月の初戦となるこの試合ですが、ピオリ・ミランは「5月に強い」というデータがあります。
ミランはピオリ監督下でこれまで5月に9戦を行い、その結果は実に「8勝1分」。それと同時に8回のクリーンシートを達成するなど圧倒的な成績を残しています。この時期の好成績が21-22シーズンのCL権獲得、及び昨季のスクデット獲得に決定的な影響を及ぼしたことは間違いありません。
週末に控えるラツィオとのビッグゲームを最高の状況で迎えるためにも、この試合は必勝が求められますね。
まずはブラヒムとの同時起用について。
これまでほぼ常に二者択一の関係となっていた両者ですが、特徴・プレースタイルが異なる彼らがピッチ上で共存できない理由はあまり考えられません。
例えば第7節のナポリ戦では、ブラヒムが少し下がり目の位置、デ・ケテラーレがライン間という位置関係から何度かチャンスを演出。チームの同点弾は2人の連携プレーが起点となっていたことからも、当時はその発展に期待したものです(実際はそれ以降全く共存させなくなりましたが…)。

【デ・ケテラーレのパフォーマンス分析】ミラン対ナポリ【2022-23シーズン・セリエA第7節】
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またピッチ上での相性的な意味で、今季これまで同国人の恩恵を全くといっていいほど感じなかったデ・ケテラーレ、サレマ、オリギのベルギートリオですが、ここもプレースタイル的な相性という点では十分に改善の可能性はあると思います。
オリギは裏を強く意識したプレーで相手DFを牽制しつつミランの2列目にスペースとパスコースを提供し、ブラヒムとサレマは中に絞り過ぎずにサイドと中央のバランスを意識。そうしてライン間のデ・ケテラーレが自ら取るべき立ち位置を認識して確保できれば、活躍の可能性は高まるはずです。
もちろんこれらは理想の話であり、これまでのピッチ上の傾向から判断すると実際は真逆の現象が起きても不思議ではありません。が、ここ数カ月の(デ・ケテラーレ視点で)発展性を感じない起用法に比べれば大いに期待できるところがありますし、個人的には非常に楽しみです。
○クレモネーゼの直近公式戦成績
29節:サンプドリア 2-3○
30節:エンポリ 1-0○
31節:ウディネーゼ 3-0●
コッパ:フィオレンティーナ 0-0△
32節:ヴェローナ 1-1△
5戦 2勝2分1敗 5得点6失点
開幕から22試合で一度も勝利を挙げられなかったクレモネーゼは、現在19位と降格圏に位置しています。また残留圏内である17位との勝ち点差は「7」という事で、セリエA残留はかなり厳しい状況です。
ただし、23節ローマ戦でリーグ初勝利を記録して以降は29節サンプドリア戦、30節エンポリ戦と勝利を収めており、若干ながら調子を上げてきています。
○注目データ
まずは両チームの直接対決の結果について。
敵地で行われた前回対戦時は0-0のスコアレスドローに終わったものの、ミランはクレモネーゼとのセリエAでの「ホームゲーム」は過去7戦で全勝を収めているそうです。なお、ミランがセリエAでホーム勝率100%を記録しているチームの内、クレモネーゼよりも多くの勝利を挙げているのはアヴェッリーノ(8勝)だけとのこと。
最後にサンシーロでクレモネーゼと対戦したセリエAの試合が1996年という事で、随分と過去のデータではありますが、折角のポジティブな記録ですししっかりと更新したいですね。
続いて。5月の初戦となるこの試合ですが、ピオリ・ミランは「5月に強い」というデータがあります。
ミランはピオリ監督下でこれまで5月に9戦を行い、その結果は実に「8勝1分」。それと同時に8回のクリーンシートを達成するなど圧倒的な成績を残しています。この時期の好成績が21-22シーズンのCL権獲得、及び昨季のスクデット獲得に決定的な影響を及ぼしたことは間違いありません。
週末に控えるラツィオとのビッグゲームを最高の状況で迎えるためにも、この試合は必勝が求められますね。