トゥールーズの躍進とミランの獲得候補について

トゥールーズの躍進


トゥールーズは昨日、フランス杯にてナントを5-1で退け、カップを天に掲げた。彼らはモンタニエ監督を始めとするアルゴリズムと優れたトレーニング施設によって作られたチームである。
トゥールーズがトロフィーを獲得したことは、彼らとオーナーシップを共有するミランにも必然的に波及する。革新的で先見性のあるプロジェクトは確固たる基盤の上に成り立っているため、トゥールーズが示す兆候は良い。ミランとは期待値や予算が異なるため全く同じ再現は出来ないが、少なくとも何か参考にできるモデルケースであることは間違いない
――GdS

トゥールーズが17年ぶりにフランス2部に降格した2019-20シーズン後、レッドバードが株式の85%を取得して新オーナーに就任します。
そして迎えた2020-21シーズン、チームは3位に入るもプレーオフに敗れて昇格はならず。しかし続く2021-22シーズンには1位で昇格を果たします。

すると今シーズンはリーグ戦こそ躍進には至らず現在13位に位置していますが、国内カップ戦(フランス杯)では先の通り見事な優勝を成し遂げました。

クラブ規模や目標は異なれど、近年の段階的な復権はミランのソレに通ずるものがありますし、今季から自身がオーナーとなったミランでも同様の成功を狙っているでしょう。
ちなみに今シーズン中に獲得の可能性があるタイトルというとCLがありますが、万が一就任初年度にCL制覇なんてことになればオーナー冥利に尽きますね。

トゥールーズ所属の獲得候補


ところで、今季カップ戦で躍進を遂げたトゥールーズにはミランが関心を示していると報じられているストライカーがいます。

トゥールーズ所属のタイス・ダリンガはフランスで素晴らしいシーズンを過ごしており、様々なクラブへの移籍の噂が流れている。その内の1つ、ミランはレッドバードがトゥールーズと同じく所有するクラブである――calciomercato



ダリンガは昨シーズン、当時オランダ2部のエクセルシオールにてリーグ戦37試合32ゴール8アシストと驚異的な数字をマーク。続く昇格プレーオフでも6試合4ゴール1アシストを記録し、チームの1部昇格に決定的な貢献を果たしていました。

そして今季から新たに加入したトゥールーズでも即レギュラーに定着し、リーグ戦では31試合12ゴール1アシスト。先のフランス杯では6試合6ゴール2アシストを記録し、優勝と同時に個人としても得点王に輝いています。



22歳という年齢や、まだ上がり切っていないように見受けられる市場価格(※『transfermarkt』によると推定700万ユーロ)、そしてクラブのオーナー関係なども含めるとミランが獲得に興味を示していても不思議ではありませんし、今後具体的な内容が報じられるかもしれませんね。

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