【22-23】ローマ戦プレビュー~ベストメンバー、6ポイントマッチ、注意すべき試合終盤~

今回は、日本時間で今夜1時に行われるローマ戦のプレビューです。

予想スタメン

システム;4-2-3-1

GK;メニャン

DF;カラブリア、ケアー、トモリ、テオ

MF;クルニッチ、トナーリ

MF;ブラヒム、ベナセル、レオン

FW:ジルー
現時点のベストメンバーといえる布陣が予想されています。
ここで気になるのは、前節ふくらはぎとアキレス腱の違和感により珍しく欠場したジルーのコンディションについてですが、試合前記者会見でのピオリ曰く「少し休息が必要だったが、今は元気で準備が出来ている」とのこと。流石の回復力です。

一方、イブラ、ポベガ、フロレンツィ(発熱)についてはこの試合の欠場が明言されています。

ローマの直近公式戦成績

29節:トリノ      0-1○
UEL:フェイエノールト 1-0●
30節:ウディネーゼ   3-0○
UEL:フェイエノールト 4-1○
31節:アタランタ    3-1●

5戦 3勝0分2敗 9得点5失点




直近のアタランタ戦には敗れたものの、それまではリーグ3連勝、ELでも劇的な形で準決勝進出を果たすなど勢いを感じるローマ。

現在のローマの順位は5位ですが、4位ミランとの勝ち点差は実に「0」。また、同勝ち点の場合に順位の優劣を決める上で重要となる「当該チーム間の直接対決の結果」についても1戦目を終えた現時点では互角(1引き分け。2-2)という事で、今回の一戦が持つ価値はメチャクチャ大きいといえますね。

ただしローマは数名の故障者を抱えているところで、その中でディバラも前節アタランタ戦で負った打撲から回復し切っておらずベンチスタートの可能性が報じられる(『Sky』)など、スタメン選考に制限がかかっている模様です。


注目データ

まずは両チームの直接対決の結果について。
ミランはリーグでの過去6試合でローマに対し「4勝2分」と無敗をキープしており、近年は相性の良い相手だといえます。ちなみにアウェー戦に限ると現在はミランの2連勝中という事で、今回の試合でアウェー戦3連勝となればそれは1990年以来の出来事となるそうです。

一方、ローマには「ホームでのクリーンシート数が多い」というデータがあり、2023年に入ってから行われたリーグでのホームゲーム8試合で7度の無失点試合を達成。これは今季の5大リーグで最高の成績とのことです。
唯一クリーンシートを逃したサッスオーロ戦では4失点を喫しているものの、基本的にホームではより自信を持って高いパフォーマンスを発揮している様子が窺えます。

また、現在のローマの特徴としてもう一つ挙げられるのは「試合終盤の強さ」です、
今季のリーグ戦にて、ローマはアディショナルタイムにリーグトップとなる6ゴールを決めており、逆に同時間帯にて1失点も許していません。またELの舞台でも、先日のフェイエノールト戦にて起死回生の同点ゴールを奪ったのは89分でした。

もっと言えば、これはミラン(ミラニスタ)にとってデータを見ずとも既に肌身で感じていることです。
振り返ると前回対戦時、2-0と終盤までリードしていたミランに対してローマは87分、93分と立て続けにCKからゴールを奪ってドローに持ち込みました。ミランはこの負けに等しい引き分けから調子を大きく崩し、その後ピオリ監督時代で最悪と評される1カ月間を経験することになります。

ミランとしては前回のような展開は避けなければなりませんし、再びリードを得たとしても油断は絶対に禁物です。
采配を含め、試合終盤のマネジメントについてはいつも以上に慎重さが求められると思います。

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