ミラン、獲得の噂がある若手&ベテランストライカーについて
ミランの獲得候補として報じられたストライカーについて浅く広く言及していくシリーズ。
今回は最初にジョアン・ペドロについてです。
「ジョアン・ペドロ」というと、セリエAファンなら真っ先にカリアリで長く活躍した彼を想起するかもしれませんが、今回言及するペドロはワトフォードに所属する21歳の若手アタッカーになります。
イングランドで3シーズン目を迎える彼は、今季ここまで35試合に出場して11ゴール4アシストを記録。チームは2部リーグで13位と低迷している中、中心選手として気を吐いているようです。
また、彼はCFを基本としつつも様々なポジションで起用されているようで、『transfermarkt』によるとチーム事情に応じて両サイドやトップ下でも結構な頻度でプレーしています。

――今シーズンにおけるペドロの主な起用ポジション
この点に関し、ペドロはテクニックに優れたムービング系のFWだそうで、CF起用時にも前線中央からサイドに流れたり下がったりしてボールを引き出すプレーを持ち味の1つとしているとか。
ピオリ・ミランでもそのようなペドロの特徴を引き出し・活かせる可能性は多分にあると思いますが、戦術的な規律との兼ね合いで中々出番が貰えない(貰えても活躍できない)といった事態は今季の新加入選手の扱いを見るに起こり得る気がしますね。
ちなみに移籍金については定かではないものの、推定市場価格は現時点で2400万ユーロとなっています(『transfermarkt』)
続いてはアルナウトヴィッチについてです。
最初に紹介したペドロとは色々な意味で対照的といえるアルナウトヴィッチ。
34歳となった彼は既に確立されたプレースタイルを有しており、そのスタイルがセリエAで通用することも実証済みです。昨季はリーグ戦で14ゴールをマークし、今季も監督との確執が噂されたり怪我に悩まされたりする中で8ゴールとまずまずの結果を残しています。
実績から判断するに、その信頼性は現時点のペドロよりも上だといえるでしょう。
しかしながら、年齢的なバランスでいえばやはりこれ以上のベテランストライカーを確保することに疑問の余地があります。「イブラの後釜」という位置付けでの獲得にしても、果たして即戦力級の若手有望株をアルナウトヴィッチとは別に補強できるかというと非常に怪しいところですしね。
その一方で、もしも他ポジションの補強を優先し、今夏もまたストライカーの補強を安価で成し遂げようとする場合にはあり得る選択肢だとも思います。
流石にそろそろ将来を見据えたストライカー補強に動いて欲しいものの、今夏の補強予算や放出の進捗状況(特にオリギ、レビッチを放出できるかどうか)によっては三度ベテランストライカーに頼る可能性はありそうです。
今回は最初にジョアン・ペドロについてです。
ジョアン・ペドロ
「ジョアン・ペドロ」というと、セリエAファンなら真っ先にカリアリで長く活躍した彼を想起するかもしれませんが、今回言及するペドロはワトフォードに所属する21歳の若手アタッカーになります。
イングランドで3シーズン目を迎える彼は、今季ここまで35試合に出場して11ゴール4アシストを記録。チームは2部リーグで13位と低迷している中、中心選手として気を吐いているようです。
また、彼はCFを基本としつつも様々なポジションで起用されているようで、『transfermarkt』によるとチーム事情に応じて両サイドやトップ下でも結構な頻度でプレーしています。

――今シーズンにおけるペドロの主な起用ポジション
この点に関し、ペドロはテクニックに優れたムービング系のFWだそうで、CF起用時にも前線中央からサイドに流れたり下がったりしてボールを引き出すプレーを持ち味の1つとしているとか。
ピオリ・ミランでもそのようなペドロの特徴を引き出し・活かせる可能性は多分にあると思いますが、戦術的な規律との兼ね合いで中々出番が貰えない(貰えても活躍できない)といった事態は今季の新加入選手の扱いを見るに起こり得る気がしますね。
ちなみに移籍金については定かではないものの、推定市場価格は現時点で2400万ユーロとなっています(『transfermarkt』)
マルコ・アルナウトヴィッチ
続いてはアルナウトヴィッチについてです。
現時点で、ミランはボローニャとアルナウトヴィッチについて話し合いの場を持ったわけではないが、少なくとも調査を行っていることは確かである。またボローニャでの状況とその年齢を考えると、500万ユーロよりも少ない額でアルナウトヴィッチの獲得があり得る――GdS
最初に紹介したペドロとは色々な意味で対照的といえるアルナウトヴィッチ。
34歳となった彼は既に確立されたプレースタイルを有しており、そのスタイルがセリエAで通用することも実証済みです。昨季はリーグ戦で14ゴールをマークし、今季も監督との確執が噂されたり怪我に悩まされたりする中で8ゴールとまずまずの結果を残しています。
実績から判断するに、その信頼性は現時点のペドロよりも上だといえるでしょう。
しかしながら、年齢的なバランスでいえばやはりこれ以上のベテランストライカーを確保することに疑問の余地があります。「イブラの後釜」という位置付けでの獲得にしても、果たして即戦力級の若手有望株をアルナウトヴィッチとは別に補強できるかというと非常に怪しいところですしね。
その一方で、もしも他ポジションの補強を優先し、今夏もまたストライカーの補強を安価で成し遂げようとする場合にはあり得る選択肢だとも思います。
流石にそろそろ将来を見据えたストライカー補強に動いて欲しいものの、今夏の補強予算や放出の進捗状況(特にオリギ、レビッチを放出できるかどうか)によっては三度ベテランストライカーに頼る可能性はありそうです。