ミラン、ジルーとの契約延長を発表!~チームに必要な「継続性」~
昨日、ジルーの契約延長が正式発表されました。
公式から新契約期間等は公表されていませんが、報道によれば1年間の契約更新で、年俸は350万ユーロ+ボーナスとのことです。
ジルーは昨季からミランに加入してからというもの、76試合に出場して27ゴール10アシストを記録しています。
そんなジルーのこれまでについて想起するとき、「2022年に決めた印象的なゴールの数々」は真っ先に話題に上げられるでしょう。
まず、昨季は2022年最初に行われたローマ戦で1ゴール1アシストを記録。続いて2月のインテルとの大一番で決勝ゴールを含むドッピエッタをマークし、後に「スクデットレースを左右した一戦」として度々言及されることになる試合で勝利の立役者となりました。
3月に入ると強豪ナポリとのゲームでこれまた決勝ゴールをマーク。そして4月下旬のラツィオで最終的な勝利に繋がる同点ゴールを奪い、5月の最終節サッスオーロ戦では優勝決定弾を含む2ゴールを決めました。
昨季後半戦は1カ月ごとに重要な試合で重要なゴールを尽く決め、ビッグゲームで抜群の存在感を見せつけましたね。
そして今シーズンも、第5節のインテル戦や、CLグループリーグ突破を懸けたザルツブルクとの大一番など随所で重要なゴールをマーク。
シーズン後半戦(2023年)に入って決定力を欠くシーンが少なからず増えてきた印象もありますが、今季のリーグ及びCLで記録したスコアポイントは「13ゴール・6アシスト」という事で、既に昨季の「14ゴール・4アシスト」をゴール・アシスト共に上回ることが濃厚です。
先述の通り重要なゴールを決めてきたジルーですが、ミランにおいて彼が何よりも評価されるべきはその「継続性」ではないかと個人的に思います。
というのもジルーは、昨シーズンの前半戦こそ腰痛や筋肉の問題に悩まされたものの、2022年に入ってからここまでは怪我を理由とする欠場が実に「0回」。
他のミランのストライカー陣が軒並み怪我やコンディション不良を抱えて試合を欠場する中、今季の彼は序盤からフル稼働を続けました。
また、彼の場合はただ試合に出るだけでなく、その「パフォーマンスが安定している」というのが素晴らしい。
ただでさえタフな過密日程を休みなくこなすのは心身ともに消耗が激しいのに、36歳という年齢であれば尚更パフォーマンスを維持するのは難しいでしょう。それでも試合に出ざるを得ないのであれば、運動量の大幅な減少などがあっても致し方ないと思います。
しかし、これまでジルーは連戦の中でも守備を怠ることなくファーストディフェンダーとしての仕事を行い、攻めては得点を奪うためにゴール前にて奔走するなど、ほぼ常に自らの役割を全うしてきました。
彼は万能な選手という訳ではないですし、それ故に対戦相手の特徴・戦術や自チームの戦術・状況(今でいうとレオンが不在のとき等)によっては欠点が目立つことも少なくありませんが、確固たるプレースタイルと安定したパフォーマンスにより常に一定以上の計算が可能な非常に有り難い選手であることは確かでしょう。その価値の大きさは、今のミランにいる他のストライカー陣の貢献と比較すれば明らかですね。
来季も引き続きジルーの有する「継続性」を頼りに出来るのは、チーム力の安定という側面からすると非常に大きいと感じます。
Official Statement: @_OlivierGiroud_ ➡ https://t.co/HA1zJQodng
— AC Milan (@acmilan) April 19, 2023
Comunicato Ufficiale: Olivier Giroud ➡ https://t.co/t4E2Quogmc
#SempreMilan pic.twitter.com/8ImjfFiQzN
公式から新契約期間等は公表されていませんが、報道によれば1年間の契約更新で、年俸は350万ユーロ+ボーナスとのことです。
ビッグゲームでのゴール
ジルーは昨季からミランに加入してからというもの、76試合に出場して27ゴール10アシストを記録しています。
そんなジルーのこれまでについて想起するとき、「2022年に決めた印象的なゴールの数々」は真っ先に話題に上げられるでしょう。
まず、昨季は2022年最初に行われたローマ戦で1ゴール1アシストを記録。続いて2月のインテルとの大一番で決勝ゴールを含むドッピエッタをマークし、後に「スクデットレースを左右した一戦」として度々言及されることになる試合で勝利の立役者となりました。
3月に入ると強豪ナポリとのゲームでこれまた決勝ゴールをマーク。そして4月下旬のラツィオで最終的な勝利に繋がる同点ゴールを奪い、5月の最終節サッスオーロ戦では優勝決定弾を含む2ゴールを決めました。
昨季後半戦は1カ月ごとに重要な試合で重要なゴールを尽く決め、ビッグゲームで抜群の存在感を見せつけましたね。
そして今シーズンも、第5節のインテル戦や、CLグループリーグ突破を懸けたザルツブルクとの大一番など随所で重要なゴールをマーク。
シーズン後半戦(2023年)に入って決定力を欠くシーンが少なからず増えてきた印象もありますが、今季のリーグ及びCLで記録したスコアポイントは「13ゴール・6アシスト」という事で、既に昨季の「14ゴール・4アシスト」をゴール・アシスト共に上回ることが濃厚です。
継続性
先述の通り重要なゴールを決めてきたジルーですが、ミランにおいて彼が何よりも評価されるべきはその「継続性」ではないかと個人的に思います。
というのもジルーは、昨シーズンの前半戦こそ腰痛や筋肉の問題に悩まされたものの、2022年に入ってからここまでは怪我を理由とする欠場が実に「0回」。
他のミランのストライカー陣が軒並み怪我やコンディション不良を抱えて試合を欠場する中、今季の彼は序盤からフル稼働を続けました。
また、彼の場合はただ試合に出るだけでなく、その「パフォーマンスが安定している」というのが素晴らしい。
ただでさえタフな過密日程を休みなくこなすのは心身ともに消耗が激しいのに、36歳という年齢であれば尚更パフォーマンスを維持するのは難しいでしょう。それでも試合に出ざるを得ないのであれば、運動量の大幅な減少などがあっても致し方ないと思います。
しかし、これまでジルーは連戦の中でも守備を怠ることなくファーストディフェンダーとしての仕事を行い、攻めては得点を奪うためにゴール前にて奔走するなど、ほぼ常に自らの役割を全うしてきました。
彼は万能な選手という訳ではないですし、それ故に対戦相手の特徴・戦術や自チームの戦術・状況(今でいうとレオンが不在のとき等)によっては欠点が目立つことも少なくありませんが、確固たるプレースタイルと安定したパフォーマンスにより常に一定以上の計算が可能な非常に有り難い選手であることは確かでしょう。その価値の大きさは、今のミランにいる他のストライカー陣の貢献と比較すれば明らかですね。
来季も引き続きジルーの有する「継続性」を頼りに出来るのは、チーム力の安定という側面からすると非常に大きいと感じます。