【22-23】CLナポリ戦プレビュー~フルメンバー招集?、注目のCF人選、試合のアプローチ~
今回は、明日の4時に行われるCLナポリ戦(ファーストレグ)のプレビューです。
システム;4-2-3-1
GK;メニャン
DF;カラブリア、ケアー、トモリ、テオ
MF;クルニッチ、トナーリ
MF;ブラヒム、ベナセル、レオン
FW;ジルー
システム;4-2-3-1
GK;メニャン
DF;カラブリア、ケアー、トモリ、テオ
MF;クルニッチ、トナーリ
MF;ブラヒム、ベナセル、レオン
FW;ジルー
先日のセリエAでのナポリ戦と同じメンバーが予想されています。
また『Sky』によると、負傷離脱中だったカルルがチーム練習に復帰したそうです
そのため、ミランはCL登録メンバー全員が起用可能になる予定とのこと。この点は後述するナポリの状況と比較してもかなり有利といえますね。
○ナポリの直近公式戦成績
安定した強さで勝ち点を積み上げ続けている今季のナポリ。
それだけにミラン戦での大敗は驚きをもって受け止められたわけですが、続く29節レッチェ戦ではすぐさま勝利を取り戻すなど、崩れることなく首位チームに相応しい安定感を見せています。
ただし、そのレッチェ戦での勝利の代償は小さくありません。
まず、シメオネがこの試合で右ハムストリングを負傷。全治は2~3週間と見られ、ミランとの2連戦をいずれも欠場することが濃厚です。
また、ラスパドーリも火曜日の練習は個人トレーニングに止まり、負傷離脱中のオシムヘンもこのファーストレグには間に合わずという事で、センターフォワードの駒不足に喘いでいます。
一応『Sky』による現時点の予想だとラスパドーリが先発となっていますが、先の事情により「偽9番」採用の可能性も一部地元メディアでは報じられており、その際はエルマスなどがCF候補に挙がるようです。
○注目データ
まずは両チームの直接対決の結果について。
ミランは全コンペティションを通じてこれまでナポリと171回対戦し、結果は68勝52分51敗。勝率「39.8%」という事で、これは100回以上対戦した相手チームの中だとユベントス、インテル、トリノに次ぐ悪い数字とのことです。
しかしながら、国内カップ戦に限るとミランはナポリに対して通算「9勝4分4敗」とリード。直近のカップ戦での対決は2018-19シーズン、新加入選手ピョンテクの挨拶代わりのドッピエッタによりミランが2-0勝利しています。
それでは欧州カップ戦で対決したらどうなるかという話ですが、ミランとナポリは今回が欧州大会での初顔合わせです。
ただし、ミランは過去に欧州カップ戦でイタリアクラブと9回対戦しており、その結果は「4勝4分1敗」と好成績をマーク。現チームとほとんど関係がない過去の記録ではありますが、こうした歴史的な事実が現チームのプライドを刺激してポジティブな影響をもたらすことは十分あり得ると思います。
続いての注目データは「ナポリの得点力」です。
今シーズンのナポリはリーグ戦だけでなくカップ戦でもゴールを量産しており、ここまでで記録している25ゴールは同大会でトップの数字となっています。
また、得点者についてはオシムヘン、ジエリンスキ、シメオネ、ラスパドーリがそれぞれ4得点を記録してチーム得点王となっており、特定個人の決定力に依存していないことが窺えますね。
しかしながら、先述の通り現在のナポリのCF陣は軒並みコンディションに問題を抱えており、チームとして持ち前の得点力を存分に発揮することは難しい状況となっています。
そのため、此度のCL準々決勝を「180分間の試合」と捉えたとき、今回のファーストレグでナポリがどういうスタンスで臨んでくるかというのは注目ポイントになるのではないでしょうか。要するに、攻撃陣に問題を抱えている今回は守備(失点しないこと)に重きを置き、来るセカンドレグ(しかもホーム)で勝負をかけるという戦略も十分あり得るのではないかという事ですね。
もしナポリが危険なスペースの管理を重視する守備スタイルを採用した場合、ミランがボール保持に際して苦戦する可能性は高いです。よって、この1戦はロースコアゲームとなり、続くセカンドレグにてばちばちの勝負が繰り広げられるといったシナリオも考えられますね。
また『Sky』によると、負傷離脱中だったカルルがチーム練習に復帰したそうです
そのため、ミランはCL登録メンバー全員が起用可能になる予定とのこと。この点は後述するナポリの状況と比較してもかなり有利といえますね。
○ナポリの直近公式戦成績
26節:アタランタ 2-0○
UCL:フランクフルト 3-0○
27節:トリノ 0-4○
28節:ミラン 0-4●
29節:レッチェ 1-2○
5戦 4勝0分1敗 11得点5失点
安定した強さで勝ち点を積み上げ続けている今季のナポリ。
それだけにミラン戦での大敗は驚きをもって受け止められたわけですが、続く29節レッチェ戦ではすぐさま勝利を取り戻すなど、崩れることなく首位チームに相応しい安定感を見せています。
ただし、そのレッチェ戦での勝利の代償は小さくありません。
まず、シメオネがこの試合で右ハムストリングを負傷。全治は2~3週間と見られ、ミランとの2連戦をいずれも欠場することが濃厚です。
また、ラスパドーリも火曜日の練習は個人トレーニングに止まり、負傷離脱中のオシムヘンもこのファーストレグには間に合わずという事で、センターフォワードの駒不足に喘いでいます。
一応『Sky』による現時点の予想だとラスパドーリが先発となっていますが、先の事情により「偽9番」採用の可能性も一部地元メディアでは報じられており、その際はエルマスなどがCF候補に挙がるようです。
○注目データ
まずは両チームの直接対決の結果について。
ミランは全コンペティションを通じてこれまでナポリと171回対戦し、結果は68勝52分51敗。勝率「39.8%」という事で、これは100回以上対戦した相手チームの中だとユベントス、インテル、トリノに次ぐ悪い数字とのことです。
しかしながら、国内カップ戦に限るとミランはナポリに対して通算「9勝4分4敗」とリード。直近のカップ戦での対決は2018-19シーズン、新加入選手ピョンテクの挨拶代わりのドッピエッタによりミランが2-0勝利しています。
それでは欧州カップ戦で対決したらどうなるかという話ですが、ミランとナポリは今回が欧州大会での初顔合わせです。
ただし、ミランは過去に欧州カップ戦でイタリアクラブと9回対戦しており、その結果は「4勝4分1敗」と好成績をマーク。現チームとほとんど関係がない過去の記録ではありますが、こうした歴史的な事実が現チームのプライドを刺激してポジティブな影響をもたらすことは十分あり得ると思います。
続いての注目データは「ナポリの得点力」です。
今シーズンのナポリはリーグ戦だけでなくカップ戦でもゴールを量産しており、ここまでで記録している25ゴールは同大会でトップの数字となっています。
また、得点者についてはオシムヘン、ジエリンスキ、シメオネ、ラスパドーリがそれぞれ4得点を記録してチーム得点王となっており、特定個人の決定力に依存していないことが窺えますね。
しかしながら、先述の通り現在のナポリのCF陣は軒並みコンディションに問題を抱えており、チームとして持ち前の得点力を存分に発揮することは難しい状況となっています。
そのため、此度のCL準々決勝を「180分間の試合」と捉えたとき、今回のファーストレグでナポリがどういうスタンスで臨んでくるかというのは注目ポイントになるのではないでしょうか。要するに、攻撃陣に問題を抱えている今回は守備(失点しないこと)に重きを置き、来るセカンドレグ(しかもホーム)で勝負をかけるという戦略も十分あり得るのではないかという事ですね。
ピオリ「私がここで話す『変化』とは、守備局面における態度についてだ。ナポリが我々に立ち向かってくるか、もしくは待ち構えるか…スパレッティがどのような選択をするか分からない。故に私の選手たちは様々な状況を読み取り、それに応じてスペースを見つけなければならないよ」
もしナポリが危険なスペースの管理を重視する守備スタイルを採用した場合、ミランがボール保持に際して苦戦する可能性は高いです。よって、この1戦はロースコアゲームとなり、続くセカンドレグにてばちばちの勝負が繰り広げられるといったシナリオも考えられますね。