ペッレガッティ氏、ミランの補強ポイントについて語る

ミランに関する著名なジャーナリストの1人であるカルロ・ペッレガッティ氏が『Milannews』の取材に応じ、今夏の移籍市場におけるミランの動向について予想しました。

予想される今夏の補強は3つ。ミッドフィルダー、ストライカー、そしておそらく右ウインガーだ。ディアスについては引き続きミランの10番を務める可能性もあるが、レアルとの交渉はゼロから始めることになるし、ディアスを狙うアーセナルにも警戒が必要だろう。ストライカーについて補足すれば、ミランは獲得のために相当の努力をしなければならないはずだ

今シーズンも残り2カ月を切り、来るメルカートで求められる補強ポイントについてもこれから徐々に具体性を帯びた話になってきます。
現時点でミランの補強ポイントとして挙げられているのは中盤、FW、右サイドアタッカーとのことで、これらが今シーズン開幕前から既に不安視されていたポジションだったというのは何とも示唆的ですね。

上記3ポジションに加え、現レギュラー陣が退団した場合には適宜補強を行っていく形になるでしょう。この点に関しては、何よりも「レオンの去就(契約延長交渉)」、次いで「ブラヒムの買取有無」というのが重要なポイントです。

レオンもブラヒムも現時点でシーズン後の去就が全くハッキリせず、どちらにも転び得るデリケートな状況であることが報道からは窺えます。そのためこのままだと例によってグタグダと交渉が長期化し、レオンに至っては結論が出ないまま来シーズンを迎えるなんて最悪の事態も起こり得るでしょう。
両者の去就はメルカート戦略にも大きな影響を及ぼしますし、個人的にはとにかく出来るだけ早期の決着を望みたいですね。

それから中盤については、おそらくトレードで、ミリンコビッチ・サビッチの獲得を考えることも可能だ。彼はチームのレベルを間違いなく引き上げてくれるだろう



ペッレガッティ氏は別メディアにも同様のコメントを残しており、そこでは「ラツィオがレビッチを気に入っている」という情報を根拠にレビッチとサビッチのトレード案の可能性をぶちあげています。

2年前、せめて1年前ならともかく、現在のレビッチをトレード要員とすることにラツィオが納得してくれるかは非常に怪しく感じますし、仮に納得してもレビッチに加えて然るべき移籍金は当然ながら要求してくるでしょう。
問題はその額で、現行契約が今夏をもって「1年」となるサビッチの移籍金はこのままだと市場価格を下回る可能性が高いですが、あのロティート会長が順位上のライバルクラブに安値で手放すことは考え辛いです。

例え契約延長できなくとも海外クラブ(主にプレミア)への放出を目論んでいるはずですし、依然としてミランにとって実現可能性が低い取引であることは変わりないでしょうね。

ただし、サビッチがミランにとって素晴らしい補強になり得る点については異論ありません。特に現監督であるピオリにとって、サビッチが垂涎ものの選手であることは確かだと思います。

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