オリギとレビッチ、今シーズン限りで退団の可能性も
・昨夏、ミランはジルーと同等の主力選手としてオリギを確保したが、ここまで継続性を示すことが出来ていない。そしてミランは彼をフリーで獲得したため、今夏に適切なオファーが届いた場合に早くもクラブを離れる可能性がある
・レビッチも今夏に売却の可能性がある。実際にここ数カ月、クラブは選手の代理人と話し合いを重ねており、全員が納得する解決策を見つけようとしている。現時点でレビッチに対してはブンデスリーガのクラブが興味を示しており、適切なオファーが届けば彼にとって既知のリーグへの復帰が実現するかもしれない。なお、ミランの希望額は約1500万ユーロと見られる
――calciomercato
2人の推定年俸(手取り)はオリギが400万ユーロ、レビッチが350万ユーロ。ミランにおけるその額の重みを分かりやすくするため、他のチームメイトと比較すると…オリギはテオと同額で、レビッチはジルー、トモリと同額です。
その一方で、両者の今季ここまでの貢献は極めて限定的なものに止まっています。オリギは23試合(752分)プレーして2ゴール1アシスト、レビッチも23試合(831分)で3ゴール・2アシストという有様です。
もちろんゴール・アシスト数が評価の全てではないとはいえ、具体的なパフォーマンスに目を向けたところで今の2人を擁護するのは難しいでしょう。
特にレビッチは在籍4シーズン目という事でもはや弁解の余地はなく、度重なる負傷や加齢の影響もあってかパフォーマンスが大きく低下。更には過去3シーズンも大なり小なり怪我による離脱や波のあるプレーを続けており、継続性の低さは明らかです。好調時の気の利いたプレーやゴールに印象を持っていかれがちですが(僕もその1人)、客観的かつ総合的に振り返ると物足りなさは否めません。
一方、オリギは今季が在籍1シーズン目であることと、怪我によりプレシーズンキャンプに全く参加できず出遅れたことを踏まえると、もう少し様子を見る必要があるとも考えられます。ただし、仮に時間をかけたところでどこまでやれるのかという疑念は拭えず、リバプール在籍時代も怪我で度々離脱していたことを振り返れば、彼が今後ミランで継続性を示せるようになるかは大いに疑問です。
そして今夏、ミランが将来の柱となれる優秀なストライカーの補強を目指す(と報じられる)以上、彼らを放出して補強資金を捻出する必要性は高いのではないでしょうか。
とは言え、放出しようにもそれには「買い手」の存在が不可欠です。ミラン側が希望する移籍金を提示し、かつ選手側にも現状の(もしくはそれに近い)年俸を保証してくれるクラブは果たして現れてくれるのか。
この点に関し、『transfermarkt』による推定市場価格だとオリギは1000万ユーロ、レビッチは1300万ユーロとされていますが、この額のオファーが届くことは今の2人のパフォーマンスから判断するに現実的ではありません。
(放出するとしても)2人合わせて約1500万ユーロというのが個人的な予想ですが、それでも浮いた年俸分を含めて3000万ユーロ強の資金が得られますね。
所属選手の退団を踏まえた話というのはあまり好ましくありませんが、財政的制約の中でも然るべきチーム強化を行う上ではやはり必要なプロセスになると思います。
その一方で、両者の今季ここまでの貢献は極めて限定的なものに止まっています。オリギは23試合(752分)プレーして2ゴール1アシスト、レビッチも23試合(831分)で3ゴール・2アシストという有様です。
もちろんゴール・アシスト数が評価の全てではないとはいえ、具体的なパフォーマンスに目を向けたところで今の2人を擁護するのは難しいでしょう。
特にレビッチは在籍4シーズン目という事でもはや弁解の余地はなく、度重なる負傷や加齢の影響もあってかパフォーマンスが大きく低下。更には過去3シーズンも大なり小なり怪我による離脱や波のあるプレーを続けており、継続性の低さは明らかです。好調時の気の利いたプレーやゴールに印象を持っていかれがちですが(僕もその1人)、客観的かつ総合的に振り返ると物足りなさは否めません。
一方、オリギは今季が在籍1シーズン目であることと、怪我によりプレシーズンキャンプに全く参加できず出遅れたことを踏まえると、もう少し様子を見る必要があるとも考えられます。ただし、仮に時間をかけたところでどこまでやれるのかという疑念は拭えず、リバプール在籍時代も怪我で度々離脱していたことを振り返れば、彼が今後ミランで継続性を示せるようになるかは大いに疑問です。
そして今夏、ミランが将来の柱となれる優秀なストライカーの補強を目指す(と報じられる)以上、彼らを放出して補強資金を捻出する必要性は高いのではないでしょうか。
とは言え、放出しようにもそれには「買い手」の存在が不可欠です。ミラン側が希望する移籍金を提示し、かつ選手側にも現状の(もしくはそれに近い)年俸を保証してくれるクラブは果たして現れてくれるのか。
この点に関し、『transfermarkt』による推定市場価格だとオリギは1000万ユーロ、レビッチは1300万ユーロとされていますが、この額のオファーが届くことは今の2人のパフォーマンスから判断するに現実的ではありません。
(放出するとしても)2人合わせて約1500万ユーロというのが個人的な予想ですが、それでも浮いた年俸分を含めて3000万ユーロ強の資金が得られますね。
所属選手の退団を踏まえた話というのはあまり好ましくありませんが、財政的制約の中でも然るべきチーム強化を行う上ではやはり必要なプロセスになると思います。