【22-23】フィオレンティーナ戦プレビュー~デケレビ先発予想、イブラの注目記録~
○予想スタメン
システム;3-4-2-1
GK;メニャン
DF;カルル、ティアウ、トモリ
MF;メシアス、ベナセル、トナーリ、テオ
FW;デ・ケテラーレ、ジルー、レビッチ
また、この試合ではクルニッチとレオンがサスペンションにより欠場、ガッビアも発熱により招集メンバー入りが危ぶまれています。
という訳で、中盤以降のポジションには少なくない変更が行われる予定です。
まず、サスペンションの2人の代わりにベナセルとレビッチがスタメン予想。レビッチにとっては名誉挽回のための好機であり、ここで結果を残せるかどうかが残りシーズンの起用法・延いては今夏の去就に大きく関係してくるかもしれませんね。
続いて、ブラヒムに代わってスタメン予想されているのはもちろんデ・ケテラーレです。
とにもかくにもゴールが決まらないということもあって、殻を破り切れない状況が続いているだけに、この試合こそが彼にとってターニングポイントとなることを心から願います。
○フィオレンティーナの直近公式戦成績
22節:ユベントス 1-0●
ECL:ブラガ 0-4○
23節:エンポリ 1-1△
ECL:ブラガ 3-2○
24節:ヴェローナ 0-3○
5戦 3勝1分1敗 11得点4失点
直近5試合はユベントス戦を除き無敗で、カンファレンスリーグも大量得点で勝ち上がるなど順調な様子のフィオレンティーナ。
しかし今季の彼らはリーグ戦で低空飛行を続けており、年明け以降のリーグ成績を見ても2勝3分4敗の12位と苦戦しています。
○注目データ
まずは両チームの直接対決の結果についてです。現在のミランはヴィオラに対して2連勝中であり、この試合では2008-2011年以来となる3連勝がかかっています(※当時は最終的に7連勝を記録)。
しかし、ミランはヴィオラの本拠地(アルテミオ・フランキ)での戦績が近年あまりよろしくなく、アウェーでは2014-15シーズン以降2度しか勝利できていません。振り返れば前回のアウェー対戦時も4―3という乱打戦の末に敗れていますね。

【天敵イタリアーノ】フィオレンティーナ対ミラン【2021-22シーズン・セリエA第13節】
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一方のヴィオラからしても今季は本拠地で望ましい結果を得られているとは言えず、現在はホームでリーグ戦8試合連続失点中とのこと。これは2005年以来となる長期連続失点記録らしいです。
対するミランは公式戦4試合連続無失点かつ勝利中であり、もしこの試合で5試合連続無失点勝利となった場合、それはチーム史上5回目の快挙だとか(1964、2003、2017、2018)。
今回は是非ともこの記録に追いつき、願わくは追い越してもらいたいと思います。
最後に選手個人のデータについて、今回注目したいのはイブラヒモビッチです。
イブラにとってフィオレンティーナはローマと並ぶ「お得意様」であり、これまでセリエAの試合でヴィオラに対し11ゴールを記録しています。先ほど言及した前回のアウェーゲームの際にも2ゴールを叩き込んでおり、現時点でこれがイブラにとって最後のドッピエッタですね。
また、現在41歳152日となったイブラがセリエAでゴールを決めれば、2007年5月に記録したコスタクルタのセリエA最年長ゴール記録(41歳25日)を更新します。
来るミッドウィークにスパーズ戦があることを考えると、その試合でも先発が有力なジルーをなるべく早く交代して休ませたいというのがピオリの本心でしょう。
となれば今回の試合でのイブラの途中投入はもちろん、プレー時間が多くなることも十分にあり得ますし、伝説的な記録達成の瞬間を目撃できるかもしれませんね。