デ・ケテラーレを活かせ!!
公式戦5戦連続未勝利という事で、現在のミランが何らかの変化を起こす必要に迫られていることは明白です。
この点、ピオリ監督は現レギュラー選手たちの身体的・精神的コンディションの向上によって喫緊の問題に対処しようとしましたが上手くいかず。もちろんそれらの改善も非常に大事ですし今後も努めていくべきですが、同時にスタメンの入れ替えや戦術的調整による変化の必要性も日増しに高まっているように思われます。
そして「スタメンの入れ替え」という点でいうと、やはり現在ベンチで不遇の時を迎えているデ・ケテラーレに再びチャンスが与えられて然るべきでしょう。
この点、ピオリ監督は現レギュラー選手たちの身体的・精神的コンディションの向上によって喫緊の問題に対処しようとしましたが上手くいかず。もちろんそれらの改善も非常に大事ですし今後も努めていくべきですが、同時にスタメンの入れ替えや戦術的調整による変化の必要性も日増しに高まっているように思われます。
そして「スタメンの入れ替え」という点でいうと、やはり現在ベンチで不遇の時を迎えているデ・ケテラーレに再びチャンスが与えられて然るべきでしょう。
泥沼から抜け出すため、ピオリはこれまで出場機会の少なかった選手を最大限に活用する必要がある。そこで、サッスオーロ戦はデ・ケテラーレにとって自身の価値を証明する絶好の機会になり得るのである ――MilanNews
年明け以降にデ・ケテラーレが先発した試合は、ターンオーバーを実行したコッパ・イタリアのトリノ戦、すなわち練度の低いシステム・組み合わせの中に放り込まれた1試合のみです。それを除けば全5試合中4試合に途中出場、プレー時間にしてわずか88分となっています。
そんな中でデ・ケテラーレは結果を残すことが出来ていないわけですが、その一方で彼が自らの持ち味を発揮し(ようとし)ている場面があることも事実です。

――シーン1
例えばスーペルコッパのインテル戦での一場面。ここではボールホルダーのオリギ(当時右サイド起用)が相手2選手(左WB、ISH)を引き付け、ベナセルにパス。同時にデ・ケテラーレ(CDK)は相手アンカー周りのスペース利用を目論み、パスに合わせてライン間に侵入していきます。

――その後の場面
パスを出した後にオリギは前方に走り込んで裏へ侵入(いい動き)。これによりパスの選択肢になると同時に相手左CBを引き付け、ライン間にスペースを生み出します。そして当該スペースにはデ・ケテラーレが侵入している、と。
結局このシーンはベナセルから裏に抜け出したオリギに向けスルーパスが送られ、そのままボールはラインを割りましたが、デ・ケテラーレに出しても面白かったでしょうね。
デケテラーレ加入直前・直後から何度も言及していることですが、彼の能力・ポテンシャルを最大限に引き出せれば、ミランが昨季から抱える問題「ポジショナルな攻撃精度の低さ(引いた相手を崩せない)」は大きく改善されるでしょう。
そのためには、デ・ケテラーレ自身が味方の特徴やチーム戦術を理解しながらプレー精度を高めていくことが求められるわけですが、同時に味方もまたデ・ケテラーレの質の高い動きに応じる必要があります。しかし、残念ながらデ・ケテラーレの動きを個人レベル・チームレベル共に十分に活かせていないのが現状ではないでしょうか。
この点に関し、判断材料に乏しいため断定はできませんが、今のところベナセルはデ・ケテラーレの数少ない理解者であるように見受けられます。
その一例として挙げられるのは、先日のラツィオ戦における一場面です。

――シーン2:
ベナセルが右サイドからボールを受けると、デ・ケテラーレはゴール前で相手DFラインの間に入り込みパスを要求。そしてここではベナセルから鋭い縦パスがしっかりと入りました。

――その後の場面
パスを受けたデ・ケテラーレは(自身から見て)右側のスペースにボールを転がし、そのままシュートへとシームレスに移行。シュートこそ相手DFにブロックされたものの、シュートまでの一連の流れは見事でした。

――シーン3:自陣での関連シーン。相手プレッシャーラインの背後でフリーになっているデ・ケテラーレにベナセルから縦パスが入る。ミランは速攻を開始
ボールを貰う動きの質が如何に高くとも、そこにパスが出なければ意味はありません。またボールを貰えなければテクニックを披露することも出来ません。
デ・ケテラーレ評の一つとして「存在感の無さ」が指摘されることがありますが、果たしてそれは彼個人のみの問題なのでしょうか。
最後に。仮にサッスオーロ戦でスタメンとなれば彼にとって大きなチャンスになることは間違いありません。
確かに、守備が崩壊している現チーム状況やベナセルのサスペンション(欠場)を考えると、期待と同等の不安も感じてしまいます。しかしチームが不振だからこそ、ここで活躍出来れば自身とチームに大きな勢いを与えてくれるはずです。
とにかく結果さえ出せば批判の多くは沈静化すると思うので、今後のためにもゴールかアシストが欲しいですね。
そんな中でデ・ケテラーレは結果を残すことが出来ていないわけですが、その一方で彼が自らの持ち味を発揮し(ようとし)ている場面があることも事実です。

――シーン1
例えばスーペルコッパのインテル戦での一場面。ここではボールホルダーのオリギ(当時右サイド起用)が相手2選手(左WB、ISH)を引き付け、ベナセルにパス。同時にデ・ケテラーレ(CDK)は相手アンカー周りのスペース利用を目論み、パスに合わせてライン間に侵入していきます。

――その後の場面
パスを出した後にオリギは前方に走り込んで裏へ侵入(いい動き)。これによりパスの選択肢になると同時に相手左CBを引き付け、ライン間にスペースを生み出します。そして当該スペースにはデ・ケテラーレが侵入している、と。
結局このシーンはベナセルから裏に抜け出したオリギに向けスルーパスが送られ、そのままボールはラインを割りましたが、デ・ケテラーレに出しても面白かったでしょうね。
デケテラーレ加入直前・直後から何度も言及していることですが、彼の能力・ポテンシャルを最大限に引き出せれば、ミランが昨季から抱える問題「ポジショナルな攻撃精度の低さ(引いた相手を崩せない)」は大きく改善されるでしょう。
そのためには、デ・ケテラーレ自身が味方の特徴やチーム戦術を理解しながらプレー精度を高めていくことが求められるわけですが、同時に味方もまたデ・ケテラーレの質の高い動きに応じる必要があります。しかし、残念ながらデ・ケテラーレの動きを個人レベル・チームレベル共に十分に活かせていないのが現状ではないでしょうか。
この点に関し、判断材料に乏しいため断定はできませんが、今のところベナセルはデ・ケテラーレの数少ない理解者であるように見受けられます。
その一例として挙げられるのは、先日のラツィオ戦における一場面です。

――シーン2:
ベナセルが右サイドからボールを受けると、デ・ケテラーレはゴール前で相手DFラインの間に入り込みパスを要求。そしてここではベナセルから鋭い縦パスがしっかりと入りました。

――その後の場面
パスを受けたデ・ケテラーレは(自身から見て)右側のスペースにボールを転がし、そのままシュートへとシームレスに移行。シュートこそ相手DFにブロックされたものの、シュートまでの一連の流れは見事でした。

――シーン3:自陣での関連シーン。相手プレッシャーラインの背後でフリーになっているデ・ケテラーレにベナセルから縦パスが入る。ミランは速攻を開始
ボールを貰う動きの質が如何に高くとも、そこにパスが出なければ意味はありません。またボールを貰えなければテクニックを披露することも出来ません。
デ・ケテラーレ評の一つとして「存在感の無さ」が指摘されることがありますが、果たしてそれは彼個人のみの問題なのでしょうか。
最後に。仮にサッスオーロ戦でスタメンとなれば彼にとって大きなチャンスになることは間違いありません。
確かに、守備が崩壊している現チーム状況やベナセルのサスペンション(欠場)を考えると、期待と同等の不安も感じてしまいます。しかしチームが不振だからこそ、ここで活躍出来れば自身とチームに大きな勢いを与えてくれるはずです。
とにかく結果さえ出せば批判の多くは沈静化すると思うので、今後のためにもゴールかアシストが欲しいですね。