ミラン、ザニオーロ獲得の噂について

今冬のメルカートにてデビス・バスケスを獲得したミランですが、未だ出番を貰えない彼の獲得を「戦力補強」と呼ぶことには今のところ抵抗があります。

そのため実質的な補強はゼロのままメルカート終盤を迎えたわけですが、この時期に新戦力が到着する可能性はあるのでしょうか。

この点について、現在ミランに関する移籍の噂で最もホットといって良い名前がローマのニコロ・ザニオーロです。
ザニオーロについては既に数日間に渡り熱心に報じられているわけですが、最新ニュースによるとミランはローマと正式に交渉し始めたとのこと。

水曜日にミランはローマと最初の公式会談を行い、ザニオーロについての交渉は継続中だ――Di Marzio



しかし、獲得に向けての金銭的ハードルは依然として高いままとなっています。
いくつかのソースによるとローマは「移籍金3500万ユーロでの完全移籍」を求めているのに対し、ミランは「半年レンタル+約2200万ユーロでの条件付き買取義務オファー」を提示しているようです(買取義務発生の条件は「来季CL権の確保」)。

金額に開きがある上に希望する移籍形式も食い違っているという事で、これまた難易度の高い交渉となっていそうですね。

そんな中、ミラン側にとって交渉を進める上で有利な材料といえるのが「選手個人の意思」です。
どうやらザニオーロのローマ退団の意志は固いようで、また移籍先も国外ではなく国内を希望している模様。そして現時点でミラン以外に強い興味を示すイタリアクラブが現れていないことから、ザニオーロとミランの結びつきが強くなるのは必然です。実際、ミランはザニオーロ個人とは既に条件面で合意に達しているという報道があります。

ザニオーロは既にミランの提案を受け入れており、年俸350~370万ユーロにいくらかのボーナスを付けた額で合意している――Alfredo Pedulla



一方、ローマからしてみれば順位上のライバルクラブであるミランの戦力強化を進んで手伝う気はないでしょうし、まして渋い金額・条件のオファー内容を受け入れたくないはずです。
またザニオーロに対しては複数のプレミアクラブが興味を示しているようなので、売却するなら金払いの良い国外クラブが良いというのが本音でしょう。この点、ローマはボーンマスとザニオーロ移籍についてクラブ間合意に達したと報じられています。



同ソースにもあるように、こうなってくると鍵になるのは「ザニオーロの決断」になります。

先述の通りザニオーロの第一希望は国内クラブ(ミラン)であると見られていますが、ミランとローマ間の交渉が思わしくなければ別の選択肢を選んでも不思議ではありません。

ザニオーロがミランに対しどれだけの想いを抱いているのか分からないだけに何とも言えませんが…。雲行きは怪しくなってきたように感じますね。

少なくとも、この記事が予約投稿される24時の時点ではボーンマス移籍が決まっていないことを願います。

2Comments

マツモト

個人合意はもうちょっとね信じないし怪我がちの選手は心配ですが来たら嬉しいのは間違いないでも一週間切って移籍金の開きがこれだけ大きいと無理かな、、、、「実は他に本命がいた」に期待してます。

  • 2023/01/27 (Fri) 00:33
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カカニスタ22

カカニスタ22

To マツモトさん

コメントありがとうございます!

ザニオーロとの個人合意自体はロマーノ氏も報じているので信憑性が高そうですが、フリーエージェントでない限りそれが獲得に直結するわけではないですからねぇ。
肝心のクラブ間交渉がどうなるか…。既に交渉から手を引いたなんて報道もありますが、どうなりますかね。

  • 2023/01/27 (Fri) 07:48
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