【22-23】ラツィオ戦プレビュー
○予想スタメン
システム;4-2-3-1
GK;タタルシャヌ
DF;カラブリア、カルル、トモリ、デスト
MF;ベナセル、トナーリ
MF;サレマ、ブラヒム、レオン
FW;ジルー
そのため最近はフォーメーション変更や大胆な選手の入れ替えの可能性が取り沙汰されていましたが、記事作成時点では基本的に普段と変わらないメンバーの先発が予想されています。
唯一の例外は左SBで、筋肉系の問題により欠場するテオの代わりにデストがスタメン予想です。
テオについては「そうだよね…」という感じで、流石に酷使し過ぎました。最近はフィジカルだけでなくメンタルコンディションも落ちていたように見受けられるので、この機会に心身ともに少しでもリフレッシュしてくれると良いですね。
一方、デストには千載一遇のチャンスが到来です。これまでの彼は途中出場時に攻撃面でアピールして評価を上げるも、いざスタメンの時に懸念の守備面が露呈して…というネガティブなイメージがありますが、この重要な一戦でアピールに成功すれば流れは変わるでしょう。
正直かなり怖いですが、彼の活躍でチームも勢いを取り戻すことを願います。
○ラツィオの直近公式戦成績
16節:レッチェ 2-1●
17節:エンポリ 2-2△
18節:サッスオーロ 0-2○
コッパ:ボローニャ 1-0○
4戦 2勝1分1敗 6得点4失点
現在6位のラツィオ。
シーズン再開から2試合は勝利に見放されたものの、続く直近2試合はいずれも勝利しています。
そして2位ミランとの勝ち点差は「4」という事で、この一戦には相当のモチベーションで臨んでくるでしょう。
インモービレ欠場という(ミランにとっての)追い風はあるにしろ、現在のチーム状況を考えると非常に怖い相手ですね。
○注目データ
まずは両チームの対戦成績について。
このカードは歴史的に見るとドローが多い(※ミランがセリエAで最も多く引き分けた相手がラツィオ。158戦59分)とのことですが、セリエAにおける直近10試合だと引き分けは1回のみであり、最近は白黒がつく傾向にあるようです。
昨季はミランの2連勝で、2戦目はトナーリがアディショナルタイムにゴールを決める劇的な試合でしたね。
そんな昨季はラツィオ相手に計4ゴールを奪ったミランでしたが、今季のラツィオは守備面の成績を大きく改善しています。
というのも、ここまでのリーグ戦18試合でラツィオがクリーンシート(無失点)を達成したのは10試合。ユベントスに次ぐリーグ2位の記録です。
ちなみに昨季は38試合でクリーンシート9試合でしたので、既に昨季のクリーンシート数を上回っています。
また、今季のミランは前半30分までに多くの得点を奪うチーム(計12得点でリーグ2位)であるわけですが、同時間帯にラツィオが許した失点はゼロ。現在のチーム状況を踏まえると、攻めあぐねる展開になる可能性は十分に考えられますね。
最後に。現在のミランは攻撃だけでなく守備にも複数の問題を抱えていますが、そんな中でインモービレが欠場するというのは少なからず追い風になるでしょう。
インモービレのラツィオ加入以降のデータを見ても、彼が出場した時のラツィオは56%の勝率を記録し、1試合平均で1.9ポイントを獲得しているのに対し、欠場時は勝率33%、平均獲得勝ち点も1.3ポイントに下落しています。
今の悪い流れを断ち切るには絶対に勝ちたい一戦ですし、多くの内容は求めないのでとにかく結果を出してもらいたいと思います。