ミラン、アンジェロ・ガブリエル獲得は実現するか

今回は、ミランが獲得を目指していると報じられたアンジェロ・ガブリエル(ブラジル)についてです。

初報から既に数日が経過しているため新鮮味に欠ける記事内容にはなりますが、改めて情報をまとめていきたいと思います。

基本情報


アンジェロ・ガブリエルは右サイドでのプレーを好む18歳のウインガーだ。ドリブルで相手を躱し、敵陣深くに切り込んでクロスを送る能力が高く評価されている。ミランのスカウト陣は彼を2年間観察し、その優れた能力と将来性を確信してフロントに推薦した――calciomercato.com



2022年、ガブリエルは所属先のサントスで公式戦46試合に出場して2ゴール・8アシストを記録しています。



またガブリエルのプレースタイル・特徴について軽く見ていくと、先の報道内容にもある通りドリブル能力が第一に特筆されますね。
相手DFと積極的に正対し、アジリティ・スピード・テクニックといった自らの持ち味を活かした緩急自在のドリブルで仕掛ける様子が何度も確認できます。

選手としての総合的なパフォーマンスについてはまだまだ改善していく必要があるのでしょうが、大きなポテンシャルを秘めた選手であることは確かでしょうね。
上手く才能を磨き上げられれば、今のミランの右サイドに足りない突破力を保証してくれそうです。

実現可能性


さて。そんなガブリエルに対し、現時点でミランはどのようなアプローチをとっているのか。具体的に見ていきましょう。

ミランはガブリエル獲得のためサントスに1500万ユーロ(※ボーナス込)のオファーを提示している。交渉は合意に達しておらず、現在も継続中だ――L'Equipe



同様の情報はイタリアメディアにも確認・発信されているため、ミランがガブリエル獲得に本格的に動いているのは濃厚のようです。

しかしながら、「経済的な理由から実現は難しい」という指摘も同時になされています。



というのも、先述の通りミランの提示額が1500万ユーロであるのに対し、サントスの要求額は凡そ2000万ユーロ+ボーナスだとのこと。
それに加え、ガブリエルに対してはミランの他にもニューカッスルを始めとするプレミアクラブが興味を示しているらしく、もし「オークション」になればミランの勝ち目は薄いでしょうね。

一方、「選手本人の意思」についてはポジティブな報道が見られます。

ミランフロントはガブリエルの代理人と話し合い、選手が移籍に前向きであることを確認した――GdS



以上より、難易度は決して低くないものの、もし本気で獲得に動くなら実現し得ない取引ではないのかなとも思いますね。

個人的には凄く興味深い選手に感じるだけに、続報には大いに注目していきたいです。

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