【22-23】サレルニターナ戦プレビュー
○予想スタメン
システム;4-2-3-1
GK;タタルシャヌ
DF;カラブリア、カルル、トモリ、テオ
MF;ベナセル、トナーリ
MF;サレマ、ブラヒム、レオン
FW;ジルー
差し当たりDFラインと中盤は特に問題ないものの、FW陣の駒不足はかなり深刻といえます。そのため練習に合流して数日しか経っていないジルーが早くも駆り出されるようで、さもなくばデ・ケテラーレを1トップで起用する可能性もあるとのこと。
おそらくジルー先発でいけるところまでいって、その後にデ・ケテラーレと交代するというのが無難な流れではないでしょうか。
また、デ・ケテラーレにはブラヒムに代わってトップ下で先発する可能性もあるそうで、その場合はラゼティッチに出場機会が訪れることになりそうですね。
○サレルニターナの直近公式戦成績
11節:スペツィア 1-0○
12節:ラツィオ 1-3○
13節:クレモネーゼ 2-2△
14節:フィオレンティーナ 2-1●
15節:モンツァ 3-0●
5戦 2勝1分2敗 7得点8失点
現在、勝ち点17で「12位」に位置しているサレルニターナ。
昨季は降格が濃厚とされながらも終盤に怒涛の快進撃を見せ、勝ち点差「1」で見事な逆転残留を成し遂げて注目を集めました。ちなみにミランもその件に無関係だった訳ではなく、ニコーラが新監督として途中就任した直後の一戦でサレルニターナと引き分け、彼らに勝ち点1と自信を与えています。

【誤算が引き起こした結果】 サレルニターナ対ミラン 【2021-22シーズン・セリエA第26節】
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そして、今シーズンはあのピョンテクを始め積極的な補強を敢行し、今冬にもメキシコ代表のオチョアを獲得するなど戦力強化に努めています。残留に向け、クラブとして高い意識を持っていることが窺えますね。
○注目データ
まずは両チームの直接対決の結果についてですが、ミランはサレルニターナと過去に6度対戦して4勝1分1敗となっています。
いずれの試合においてもミランは2得点以上を挙げており、両チームの対戦で生まれた合計得点はミランが14点、サレルニターナが9点です。得てして多くのゴールが見られる対戦カードといえますね。
続いて、ミランはセリエAでの直近8試合で6勝を挙げているわけですが、勝てなかった残りの2試合はいずれもアウェーゲームでした(トリノ戦、クレモネーゼ戦)。
もし今回も勝ち点を取りこぼした場合はアウェー戦3試合連続未勝利となり、これは2019年4月以来の記録となるそうです。
今季のミランは過去2シーズンと比べてアウェー戦での成績が悪く、そのことが首位ナポリとの勝ち点差を生じさせています。シーズン後半戦はアウェーでもしっかり勝ち点を積み重ねていって欲しいですね。
最後に。上記の点に関し、ラファエル・レオンのゴールというのがアウェー戦での成績改善のために重要になってくるんじゃないかと感じます。
というのも、レオンは2022年に行われたセリエAのアウェー戦で1得点しか挙げられておらず、ホームゲームでの得点(12)と比べると違いは明白です。
オリギとレビッチは怪我ばかりでまるで頼りにならず、練習に合流して間もないジルーのコンディションも不安視される現状、レオンに懸かるスコアラーとしての責任は大きくなるでしょう。期待したいですね。