【2022年】ミラン、冬のプレシーズンマッチまとめ
新年のあいさつ
ご挨拶が遅れましたが、新年あけましておめでとうございます。
実家にて大掃除を実施していたため、当ブログを年末から少休止しておりました。
シーズン後半戦の開幕と共にまた熱を入れて書いていく予定ですので、どうか今年もよろしくお願いいたします。
ミラン、冬のプレシーズンマッチ
早速ですが本題に入ります。
今回は、ここ1カ月の準備期間で行われたミランのプレシーズンマッチを軽く振り返っていきましょう。
ルメッツァーネ 3-2○
アーセナル 2-1●
リバプール 4-1●
PSV 3-0●
4戦 1勝3敗 5得点11失点
最初にルメッツァーネとの試合(練習試合)が行われ、スコアは3-2でミランが勝利しました。
この一戦はチーム練習再開直後という事で、目的としては選手たちのコンディションや試合勘といった部分を確認する側面がかなり強いものだったはずです。
続くアーセナル、リバプールとの親善試合も連敗こそ喫したものの、練習再開から日が浅い中での試合でしたから、内容・結果についてさほど気にすることもないのかなと。
一方、昨年末に行われたPSVとのテストマッチは「リーグ再開前の最後の試合」という事で、良好な肉体・精神状態でシーズン再開を迎えるためにも好ゲームを期待したいところでした。
しかし、結果は0-3の完敗。主力を数名欠いた上での親善試合とは言え、楽観視できる状況でないことは確かです。
この一戦については僕も前半だけ視聴しましたが、殊に守備局面におけるDFラインの脆弱性が個人的に気になりました。
すなわちプレスがハマらずにリトリートする場合など、自陣深くでの守備を余儀なくされた際にこのままだと厳しいなぁと。GK、左SBに弱所を抱え、かつCBコンビにそれらを補うようなレベルのライン統率力も(少なくとも現在はまだ)十分には期待できないという事で、このPSV戦のメンツだと自陣での守備時(特にネガトラ時)のリスクがかなり高いように感じます。
左SBについては、W杯から戻って間もないテオを駆り出すことで解決を図るようですが、GKについてはメニャンが引き続き離脱中のため手の施しようがありません(バスケスというGKが加入しましたが、即時のフィット&起用は流石に厳しいでしょう)。
したがってセービングシチュエーション自体を減らす必要があると思いますし、そのためには前線からの高精度のプレッシングを継続し、自陣深くでの守備を極力行わないことが重要になってくるのではないでしょうか。
この点、PSV戦でのミランのプレッシングは十分でなく、例えば2失点目のキッカケはプレッシングを掻い潜られたこと(相手にロングボールを蹴らせるまでは良かったものの、ベナセルがそのボールを回収し損ねて速攻を食らうという流れ)です。
長い中断期間の直後にハイパフォーマンスを求めるのは酷ですが、やはり組織的なプレッシング(からのカウンター)というのが今のミランの生命線だと思うので、今一度気を引き締めてもらいたいですね。