ミラン、ジェレミー・ドクを来夏の獲得ターゲットに？

ドクはフランスのスタッド・レンヌに所属する20歳で、両サイドどちらもこなせる有望なウインガーです。

彼が国際的な評価を高めたのは2シーズン前に遡ります。当時はまだ18歳でレンヌ加入初年度ながら、すぐレギュラーに定着してCL6試合を含む公式戦44試合に出場。4ゴール・8アシストを記録しました。

そして、当シーズン終了後に行われたEURO2020ではベルギー代表に招集され、準々決勝のイタリア戦にフル出場。左サイドを切り裂き、PKを奪取するなどして大いに注目を集めることに成功しています。



しかしながら、それから現在までのドクは苦戦を強いられているようです。
昨シーズンは怪我に苦しめられ、膝やハムストリングの負傷を理由に計30試合の公式戦に欠場。出場時間は670分間と、前シーズンの約5分の1に止まってしまいました。

そして今季も筋肉系の負傷により序盤からつまずき、定位置を掴むことが出来ていないようです。ここまでスタメン出場はわずか1回で、プレー時間は210分となっています。


このように、ここ1年半ほどのドクはほとんど満足いくプレーができていません。復調のためにはまず何よりも負傷の頻度を減らし、コンディションとリズムを取り戻すことが不可欠だといえそうですね。

そして復調が実現した場合、ミランにとって非常に興味深い存在になることは事実でしょう。

ドクは20歳と若く、今はまだ粗削りながら素晴らしい突破力を持った選手です。現在のミランの右サイドに足りない要素を持つと共に、（レオンが残留した場合でも）左サイドの貴重な控えにもなれるという事で、加入が実現すれば大きな戦力アップが期待されます。



評価額や他クラブの動向にもよりますが、今シーズン後半戦におけるドクのパフォーマンス次第ではミランの有力獲得候補の1人になるかもしれません。注目していきたいですね。