ツィエク獲得の難しさについて

さて。そんなツィエクに以前から興味を示しているクラブの1つがミランです。
W杯での彼のパフォーマンスを見て関心を強めた可能性がある一方、価値が高まったことにより却って手を出し辛くなったとも考えられますね。

この点について、『La Repubblica』は以下のように報じています。

夏のメルカート期間中にミランはツィエク獲得に動いており、今もなお獲得候補に残っている。またピオリ監督の考えとしても、ツィエクを理想的な右サイドの補強と見なしている

W杯後もツィエクがチェルシーで序列を上げるのは難しいと考えられており、退団の可能性は依然として高いままです。という訳でミランにも獲得のチャンスがある、と。

しかし、この件についてより具体的に言及したメディアの多くは、ミランのツィエク獲得にこぞって否定的です。

・ミランフロントも監督もツィエクのことを高く評価しているが、1月にツィエクがロッソネリのユニフォームを着る可能性はゼロに近い。というのも、ツィエク側、チェルシー側双方から要求される経済的条件がミランにとって厳し過ぎるのだ。――calciomercato

・現在のツィエクは600万ユーロの年俸を得ているが、W杯でのプレーを経て700～800万ユーロの年俸を望んでいる。ミランにとってはラファエル・レオンとの契約更新にしか準備できない額だ。――Milannews

・ピオリ監督から強く支持されているツィエクについて、多くの噂話がある。しかし我々は彼の年齢も給料も分かっている。私の個人的な印象によるものだけでなく、いくつかの有力な証言から判断しても、率直に言って獲得リストからその名前は消されるだろう。――ルカ・セラフィーニ

結局のところ、ツィエクの獲得には2つのハードル（高額年俸&クラブ間交渉）をクリアしなければいけないという事ですね。
これらは今夏メルカートの時点で既に問題視されていましたが、年俸面についてはハードルが更に上がった感があります。

ミラン、ツィエク獲得を諦めず？

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こうして情報を整理すると、改めて獲得難易度の高さを思い知らされますし、正直ツィエク獲得は厳しいなぁと。

そもそも「ミランには今冬のサイドアタッカー補強の予定は無い」という見方もありますしね。
放出重視のメルカートになるのは理解できますが、個人的には両サイドで起用可能な選手を1人は獲得して欲しいなと思っています。