レビッチの去就はどうなる?

アンテ・レビッチ
現在のミランはトップチームに31名もの選手を抱えており、その数は今季のセリエAで最多だそうです(『Calciomercato』)。

したがってフロントは陣容の「スリム化」に着手する必要があり、その一環としてアンテ・レビッチ放出の可能性が指摘されています。

高額年俸を受け取るレビッチであるが、もはや在籍2シーズン目のようなパフォーマンスを見せられなくなった――Calciomercato

残念ながら、上記の指摘は的を射ていると感じますね。

度重なる怪我が影響してか、ここ最近のレビッチにかつてのような鋭い動きはあまり見られません。また、レビッチと好連携を見せていたイブラヒモビッチが怪我でレギュラーとして出られなくなったのも、3シーズン目以降のレビッチの重要性にネガティブな変化を与えていると考えられます。

レビッチがミランで復活した理由 ~プレースタイルと戦術の合致~

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もちろん、CF、両サイドいずれの起用にも応えるユーティリティー性や献身性は彼の特徴であり、今でもチームにとって貴重な戦力となっていることは確かです。しかし、先の報道でも言及された年俸の高さ(※チーム4番目となる350万ユーロで、ジルー・トモリと同額)を踏まえたとき、コスパという観点から現在のレビッチに物足りなさを覚えるのも否めないと思います。

そんな中、レビッチとの現行契約は2025年6月までという事ですので、フロントが来夏のメルカートを「放出のタイミング」と捉えることは十分にあり得るのかなと。

この点に関し、ミランフロントは近々レビッチの代理人と会談の場を設けると報じられています。

この会談の一部内容として、レビッチの去就について話し合われるのは確かだろう。現在ミランと2025年までの契約を交わしているレビッチだが、今季ここまで、特に直近のパフォーマンスは説得力あるものではない――Calciomercato



おそらく、今シーズン後半戦はレビッチにとって去就を左右する「勝負の数カ月」になるはずです。

まずは「怪我をしないこと」が大前提となりますが、その上で彼にはコンディションを維持してパフォーマンスを高めつつ、チームの勝利に直結する活躍が求められますね。

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