【風物詩】ミラン、ミリンコビッチ・サビッチの動向を注視

何度目か知れないこの手の話題。サビッチについての移籍報道が出てくると「メルカートの時期がやってきたなぁ」と感じますね。

ただし、いつものようにスルーしてもいい噂話かなと思いきや、今回はこれまでとは異なる事情が存在します。それはSMSの「契約期間」です。

ラツィオとミリンコヴィッチ＝サヴィッチの契約は2024年6月までとなっており、その去就問題は早急に解決しなければならない。ラツィオ側は放出条項を含む短期の契約更新を考えているが、選手側は延長するつもりがないようだ。 ――GdS

今夏にもラツィオがSMSとの契約延長を望み、オファーを出していたという報道もありましたが、上記を始め複数報道によれば上手くいっていない模様です。
卑近な例を挙げればミランとレオンの関係のようなものであり、このままですと確実に移籍金を得るには遅くとも来夏、早ければ今冬の放出に着手する必要があります。

そのため、以前に比べてサビッチ退団の可能性は高まるのではないかと感じますし、金銭的な視点で見ても獲得のハードルは下がるでしょうね（今なお強気な姿勢を見せるロティート会長ですが、流石に言い値の1億ユーロ以上で売却するのは厳しいでしょう）。

無論、だからといってミランが獲得できるかといえば別の話になるわけですが…。プレミアのビッグクラブを始め、SMSに興味を持っているクラブは多いようですし、国内に限ってもユベントスが獲得に向けて熱心だとの報道があります。

それに、今のミランにとって優先すべき補強ポイントは「将来性のある即戦力級ストライカー（と、現時点だと右サイド）」です。その意味でも、SMSの獲得に動くことは現状だと考え辛いですね。