ミラン、シャフタール所属のムドリクを獲得候補にしていた

今回は久々に、ミランに関する移籍報道に言及していきたいと思います。

『Di Marzio』によれば、ミランはシャフタール・ドネツクに所属するミハイル・ムドリクの獲得に興味を持っているとのことです。

ムドリクは本当に良い選手だね。この夏、ミランはラファエル・レオンが去った場合に備えて彼を欲しがっていたが、ミランにとって彼は高すぎた――Soccer News

ムドリクの基本情報


ムドリクは21歳という若い年齢ながら、既にシャフタールの絶対的存在です。
今季ここまではリーグ戦で12試合7ゴール・6アシスト、CLでも6試合3ゴール・2アシストと見事な数字を残しており、その活躍ぶりは凄まじいものがあります。



また、上掲の通りムドリクは素晴らしい技術を持ったドリブラー兼チャンスメーカーであり、メインポジションも左ウイングという事で、ミランがレオンの後釜として彼に興味を示しているのも納得ですね。


獲得の実現可能性


しかしながら、獲得の実現性は現状かなり低いと考えざるを得ません。

まずネックとなるのは「移籍金」です。
シャフタールはムドリクを狙うクラブに対し3500万ユーロ前後の額を要求する可能性が高いとされ、これは上記報道内容の通りミランにとってはかなり高額です。

もう一つの懸念材料として「競合クラブの存在」が挙げられます。
これほどの有望株を他ビッグクラブが放っておくはずもなく、現在はアーセナルがムドリク獲得レースのポールポジションを取っているとのこと。またアーセナル以外にも多くのクラブが興味を示しているらしいので、獲得は至難の業です。

ディ・マルツィオ「ムドリクの素晴らしい才能を把握しているアーセナルは現在、その確保に取り組んでいるところだ。だが、1月の移籍市場で上手くいくかどうかは分からない」――Soccer News



更に、この一件には「レオンの去就」が絡んでくることも間違いないでしょう。
ミランがムドリクを獲得するには、レオンを売却して得られる大量の移籍金を資金として使う必要があるはずです。

逆に言えば、レオンの放出(により得られる資金)無しにこの取引が成立することはまずあり得ません。そのため結局のところ、目下は「レオンの契約延長交渉の行方」というのがミラン及びミラニスティにとって最大の関心事になる、と。

とは言え一向に進展の見られないレオンの契約延長交渉に関する報道を追っていても面白味は無いので、今後も折に触れて今回のような移籍話に触れていきたいと思います。

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