バクーネとボッツォラン、2人のミランプリマ選手について

現在、ドバイに遠征中のピオリ・ミラン。
その遠征には5人のプリマヴェーラ選手が参加しています。

ユングダル(GK)
シミッチ(CB)
バクーネ(RSB)
ボッツォラン(LSB)
エル・ヒラリ(CF)



今回は、この中でSBの2人、バクーネとボッツォランについて言及していきたいと思います。

アダム・バクーネ


バクーネ1

・プリマヴェーラ1
11試合(967分) 0得点 2アシスト

・ユースリーグ
6試合(433分) 0得点 0アシスト



現在16歳のバクーネ。
今季ここまでにおいて、彼は1試合を除くすべての公式戦に出場中です。プレー時間でいえばキャプテンのクービスに次ぐ数字という事で、指揮官のアバーテから厚い信頼と期待を寄せられていることが窺えますね。

また、先月にはイタリアU-18代表デビューも果たしており、有望株の1人であることは間違いなさそうです。

続いてプレースタイルについては、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』による以下の評が参考になります。

バクーネのプレースタイルはテオ・エルナンデスに似ており、後方で待機するよりもボールを持ってゴールへ走るプレーを好んでいる



現トップチームの右SBには人数が揃っており、今のところバクーネがそこに割って入るのは困難でしょう。
ただし数年後の編成はどうなっているか分かりませんし、彼の成長具合とタイミングによっては2年後とかにバクーネ台頭の可能性もあるかもしれませんね。



アンドレア・ボッツォラン


ボッツォラン1

・プリマヴェーラ1
10試合(786分) 0得点 2アシスト

・ユースリーグ
5試合(221分) 0得点 1アシスト



現在18歳のボッツォラン。彼もまたミランプリマのレギュラー選手としてプレーしています。
ユースリーグ第4節のチェルシー戦では、見事なドリブル突破からのクロスで決勝ゴールをアシストしました。


(※得点シーン:8分54秒~)

ちなみに彼のプリマでの背番号は「3番」、ポジションは「左SB」という事で、ミランにおいては否が応でもパオロ・マルディーニとの比較は必至です。

この点を含め、ボッツォランは先日行われた『Milan TV』のインタビューにて次のように語っています。

「夢が叶ったよ。多くの偉大な選手やスタッフがいるミランのトップチームに初めて参加できたんだ。マルディーニに挨拶するだけでも本当に感動するね。彼は僕のアイドルであり、いつだって凄い影響を与えてくれる。でもこれに浮かれることなく、落ち着いてプレーする必要があるよ」

「みんな素晴らしいアドバイスをくれるし、常に親切だ。最もアドバイスをもらったのはレオンかな。それにブラヒム・ディアスとフロレンツィはいつも僕を助けてくれる。テオ?W杯での彼の試合は全て観ているよ。彼はとても参考になるからね。」
――PianetaMilan



ボッツォランはトップチームでの練習に止まらず、先日のアーセナル戦では74分から途中出場も果たしています。

現トップチームの左SBは層が薄く、テオの実質的な控えが存在しません。まして今はテオがW杯に参加中のため、中盤のポベガが左SBに回される厳しい状況です。

そこで、数日後のリバプール戦でもボッツォランに出場機会が巡ってくる可能性は十分に考えられます。
彼にとって貴重な経験になるでしょうし、これを成長の糧にしてくれたら良いですね。

0Comments