ベナセルの契約延長交渉に関するポジティブなニュース

イスマエル・ベナセル
リーグ戦・CLと並行し、今季のミランは「主力との契約延長交渉」にも積極的に取り組んでいます。

この点、つい先日にはカルルとの契約延長が発表されており、また監督ピオリとの契約延長も行われるなど着々と作業をこなしていますが、ここからは「ベナセル、レオン」という大物2人との交渉延いてはその去就に決着を付けねばなりません。

ベナセルに関するポジティブニュース


いずれとも契約延長交渉が長引いており、「難航している」と表現しても差し支えない状況であるわけですが…。最近になりベナセルに関してはポジティブな報道が出てきています。

この交渉にはデリケートな時期もあった。しかし現在は基本的な合意が見つかり、ミランは年内にベナセルのサインが行われると確信しているほどだ。新契約によりベナセルの年俸は150万ユーロから400万ユーロ+ボーナスへ増加し、2027年まで更新すると見られている――GdS



当初(シーズン開幕前)のミランはベナセルに対し、新年俸として320万ユーロ位の提示に止まっていたはずなので、上記の合意金額が事実だとすればクラブ側がかなり譲歩したといえますね。
それもそのはず、今季のベナセルはここまで中盤の主力として素晴らしい活躍を披露。クラブが評価を見直して然るべき存在感を放っていますし、現サラリーキャップの範囲内でもありますから十分にあり得るレベルの昇給でしょう。

一方、『Sky』も同様にベナセルとの契約延長について楽観的に報じていますが、年俸額は上記を下回ると見ています。

ベナセルの新年俸は350万ユーロを上回ることは無いはずで、現在その倍ほどの金額を要求しているレオンよりも遥かに容易な交渉だ。――Sky



そして「年俸」、「契約年数」などの核となる部分について大筋合意を得られたのだとすれば、残る主問題は「バイアウト条項」になるはずです。

ベナセルとの現行契約に「5000万ユーロ」の契約解除条項(※夏の移籍市場の序盤だけ有効?)が付帯しているという話は既に何度も報じられており、新契約に際しては当該条項を撤廃するか維持するか、はたまた解除金を引き上げるかといった部分が争点となります。

この点、『transfermarkt』による今のベナセルの市場価値は「4000万ユーロ」とされており、現行の契約解除金が低すぎるという事は無いでしょう。
しかしながら、現在24歳であるベナセルの伸びしろは大きいように見受けられますし、またチーム事情に関わらず放出という結果を招きかねないリスクは極力減らしたいところですね。

個人的には出来る限り早く「ベナセル契約延長」という公式発表を見て安心したいですし、報道通り年内に実現することを切に願います。


それでは今回はこの辺で。

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